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【絵本 こどもたちはまっている】ユックリとジョジョニ

【並べて楽しい絵本の世界】荒井良二①

まるで旧友ばったりと会った時のような、感激の再会でした


子どもたちと、ユックリとジョジョニという絵本をよく 読んでいました。 カラフルな絵がとっても楽しくて。

お母さん=私は、娘たちに自由に、好きなことをゆっくりと、楽しんでやってほしいな、という思いがいつもあって、この本の何かが、とてもわたしたち親子にマッチしていて、大好きでした。

荒井良二さんのデビュー作とは知らず。

もちろん、本屋さんに勤めていれば、新刊を自らの手で棚にならべるのです。当たり前に。
なのにこの突然感はナンダロ?

先週、本屋さんで、ばったりと旧友に再会したかのように、荒井良二ワールドに会ってしまいました。とても嬉しくて、一週間ずっとニコニコしているような感じです。

子どもたちが待ち望んでいるシーンばかり。
あぁそうだよねぇ・・・

子どもたちって、いつも待ってる。
電車が通るところ。虫が飛び出す瞬間。お祝いの日とか、雪が降ってきたり、夕焼けが出たり。とっても楽しみに待ってる。

どのページもどのページも、待っている子どもと、あふれるばかりの色彩!
見ていて、とっても暖かい気持ちになり、そしてふと悲しい気持ちにもなり、胸がザワザワ。これもナンナンダロ?

考えなきゃいけないことや、我慢しなければいけないことが、いっぱいの今。緊急事態とこの先の生活。
私は何かを待っているのかな。荒井良二さんにその問いかけのお返事をいただいた、そんな感動かな。


「いつか、ぼくの『ちへいせんのみえるところ』を描いてみたいと思っていたが、もしかしたら、この「こどもたちはまっている」が、そうなのかもしれない。そして、この本を長さんに捧げたいと思う。」(あとがきより)

荒井さんが絵本を描きはじめた大きなきっかけになった長新太さんの絵本↓

私たちが待っているものはなんだろう
その視線の先にあるものは、地平線の見えるところに行けば見えるか?

子どもたちは、いつだってそんな地平線を見ているかもしれない。

澄んだ眼で、何かをたのしみに待っているそんな姿を、思い出させてもらった。

荒井良二さんは、おとなはもっと絵を見てほしいな、絵も味わってほしい、と語っていました。

絶対伝わるんだっ、という作者の思いがビシっと伝わってくる本です。




↴この本も。またこの次書きたいと思います。





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