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むかしむかしあるところに・・・

かとう文具店というお店がありました。(通称 かとぶん)
1961年60年以上もむかしのことです。

お店をやっていたのは
きょうこさん。
きょうこさんは55年間その文具店を守りました。
小学校の前にあったそのお店は、きょうこさんがおばあさんになるころには、文具店よりも、放課後のこどもたちの居場所として機能していました。

放課後なんとなく居場所をさがす子どもたちの憩いの場所になっていました。

でも、きょうこさんは、とてもおばあさんになったので、2016年にお店を閉めることになりました。

きょうこさんの孫である あっくんは、お嫁さんと相談しました。
きょうこさんのお店に集まる子どもたち。その子たちの居場所を作ろう。

平日はそれぞれにお仕事のあるふたりなので、土曜日だけ。
それも、できる時だけ。自分たちのできる範囲で。

katobun(@katobun.tachikawa) • Instagram写真と動画

この2年は、集まってはいけない年でした。
その居場所もあけることができませんでした。

そしてかとぶんで子どもたちと遊んでいた、きょうこさんも、昨年99歳という立派なお年で、虹の橋をわたりました。

あっくんとお嫁さんは考えました。
お家を新しく建てよう。そして、新しいかとぶんをつくろう。

かとぶんができるまでのおはなし、つづきます。










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