住居思出④

今回でこの話は最終回です。

話は一度住居から離れます。

確か3月の下旬頃から1人暮らしを始め、新卒入社だったので4/1が入社式と研修開始でした。

所属は東京本社だったので、入社式と研修は東京で。同期の新卒は20名以上いて、東北から九州の各地から集まりました。

約1週間の研修を終えて士気も高まり、いざ居住地域の配属先へ。

配属先の話はさておき、出勤3日目ぐらいで上長から「実は、knight君は5月から開設の新しい営業所は異動なんだ…」

もうその時の気持ちったら井上陽水ですよ。

しかも異動先は住居から車で1時間。

会社の車を借りて通勤させるんだとよ

ナンノタメノブッケンエラビダッタンダヨホンナラサイショカラソッチノホウニコシテタヨ

てな出来事があったのです。

その後の話もありますが、続きはまた別な機会にしたいと思います。

とまぁ通勤やらなんやらはともかく、新社会人と初めての1人暮らしを迎えた住居。色々な思い出があり懐かしいです。テレビも何も娯楽の無い部屋でしたが沢山の来客もあって楽しかった。

最後に当時の生活で今でも覚えている雑多な思い出を。

・初任給は5月支給だから入社してからの1ヶ月間は本当に金が無くて大変だった。食パンとチョコチップスティックパン、もやしを食べまくった。

・最初は本当に生活苦で柔軟剤の購入も躊躇う程だったが、衣類に異常な程の執着とこだわりがあり、安価で済む詰め替え用の柔軟剤をペットボトルに入れて使っていた。夢はいつか柔軟剤の本体を買う事だった。割とすぐに夢は叶った。

・冷蔵庫が一時不調で冷えなくなり、何故か納豆にだけカビが生えていた。菌VS菌の闘いはカビ菌が制した事に驚いた。腐った豆にカビまで生やすなんてひどい仕打ち。

・味噌とピーマンを入れたカレーが奇跡的に、異常な程美味しく作れた。その後も試したが再現はできなかった。

・誤って床に落としてしまった生卵が、よりにもよって双子ちゃんだった。

・冬は風呂上がりの玄関が寒すぎて、やむを得ず小型の電気ストーブをネット通販で買った。オシャレインテリアのブランドの赤い物を。届いた実物は赤じゃなくて、昭和のゆたんぽカラーのオレンジだった。萎えた。

・その後車を購入し、月極の駐車場を契約したが、契約に行った事務所が明らかにソッチ系だった。実害は何も無かったが怖かった。

・給湯器が壊れてやむを得ず1日だけ水のシャワーを浴びた。夏だったけど凍えた。

などなど。自分の想像を遥かに越える駄文になりました。お読み下さった方、どうもありがとうございました。