【書評:☆★★★★】読みたいことを、書けばいい。
ホリエモンが出す書籍みたいな、言い切り系のタイトルが目を引きます。
どうにかこうして読書ブログを続けていますが、文章をどう書くべきかについて考えたことってなかったよなと思い、手に取ってみた一冊です。
パラパラとページをめくると、まず何より文字が大きい。
薄い内容を文字の大きさで埋めているのかと思いましたが、少し文章を読んでみるとしっかり書かれていそうなので、ひとまず買ってみることに。タイトルに釣られたと言ってもいいかもしれません。
そしていざ読んでみると、「文章を書くってことはこーゆーことだから、こうすればいいんだ」的な押しつけがましさはあまりなく、かといって中身がないというわけでもなく、正直に言うと文章ひとつひとつは理解できるんだけど、一冊全体として何が言いたいのか私にはよくわかりませんでした。
収穫としては、本文中でいくつか古典などが紹介されていたので、これらをいつか読んでみたいとメモできたこと。時代の洗礼を受けた古典の価値の高さは理解しているつもりですが、なかなか手が伸びないうちについ忘れてしまいがちです。
資本論 カール・マルクス
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 マックス・ヴェーバー
美人論 井上章一
狂気と王権 井上章一
狂気の沙汰も金次第 筒井康隆
んー、これで1,500円は高いかな。
※ブログからの移行エントリ:2020.10.19