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神奈川県野球交流戦2024〜神奈川大学野球連盟選抜選手名鑑〜


こんばんわ。Yです(@kngw_baseball)
今年も8月に神奈川県のプロ・アマが集結し真剣勝負を行う「神奈川県野球交流戦」が開催されます。2024年で9回目となる今大会は神奈川のチームが真剣勝負を行いつつも、野球教室などを開催するなど神奈川の野球界を盛り上げるという横浜DeNAベイスターズの地域貢献活動の一環として開催されています。

今回は昨年同様に交流戦に出場する神奈川大学野球連盟選抜チーム(以下選抜チーム)の選手紹介のnoteを作成していきたいと思います。

参考:昨年の選手名鑑note




選抜チーム参加選手一覧

昨年の交流戦から選抜チームとして参加する形になっており、今年もリーグ戦で活躍した25名が選出された。何名かは昨年の選抜チームにも参加している選手がいるだけにDeNAベイスターズファームチーム相手にどんな戦い方を見せてくれるかに注目したい。

※佐藤 太陽(神奈川大学)が出場辞退し、上田 甲(桐蔭横浜大学)が追加招集されました。


投手

投手は8名が選出。石井(神奈川大学)と薮野(桐蔭横浜大学)は昨年の選抜チームにも参加しており2年連続での選出となった。


伊吹 聖矢(桐蔭横浜大学/4年生/帝京第五高校)

140キロ中盤を記録するストレートとスライダーが武器の右腕。スリークォーター気味のフォームだが腕が身体に隠れており出どころが見づらい。全日本大学野球選手権でもリリーフとして1回を無失点に抑えるなど結果を残しているだけに、プロ相手にどこまで通用するかに注目したい。


高根 匠人(横浜商科大学/4年生/文星芸術大学附属高校)

横浜商科大学のエース右腕。最速145キロの真っ直ぐにカーブ、スライダー、フォークなどの多彩な変化球を操り、リーグ戦でも防御率2点台の安定した成績を残している。県交流戦では先発が予想される投手の1人なだけに持ち味の制球力を見せつけてほしい。


石井 将吾(神奈川大学/4年生/相洋高校)

縦に大きく曲がるスライダーで三振を奪うリリーフ右腕。昨年の県交流戦でも選抜チームに選ばれており、1イニングを投げて無失点の好投を見せた。今春はリーグ戦で8回を投げて三振数8とイニング数と同等の三振を奪えているだけにNPB相手にどこまで通用するかにも注目したい。


古西 祐羽(神奈川工科大学/4年生/富士北稜高校)

下級生の頃からリーグ戦経験のある右腕。140キロ台の真っ直ぐを軸にゾーンで勝負していく投手。今春のリーグ戦では登板した5試合全てで先発。5試合全てで6回以上投げるなどスタミナ抜群。下級生の頃はリリーフとしても登板しているだけに選抜チームでもその経験を活かしてほしい。


友野 聡太(横浜市立大学/4年生/横浜平沼高校)

2部校から唯一の選出となった左腕。今春のリーグ戦では先発で5試合、リリーフとして1試合の計6試合に登板し防御率1.70を記録。先発した試合全てでQSを達成するなど存在感を出した。選抜チーム唯一の左腕なだけにここぞという場面での登板が予想される。


薮野 哲也(桐蔭横浜大学/3年生/鹿島学園高校)

今春のリーグ戦では主に1戦目を任されていた右腕。スライダーなどの変化球を軸にテンポの速い投球スタイルで好投を見せる。昨年の交流戦ではリリーフ登板しており、1回を無失点で抑えた。


松平 快聖(神奈川大学/2年生/市原中央高校)

身長192cmのアンダーハンド右腕。春のリーグ戦では主に2戦目の先発を任されていた。リーグ戦序盤は安定感に欠ける部分が見られたものの、後半に向かうにつれて尻上がりに調子を上げていき、ラスト3試合は22回を投げて1完封を含む3勝。失点はわずか1と圧倒的な結果を残した。ちなみに最速は高校時代に133キロを計測しており、NPB球団相手にどこまでの存在感を示すかに期待。


長友 稜太(関東学院大学/2年生/宮崎商業高校)

春のリーグ戦でエース格に成長した右腕。被安打こそ多いものの春のリーグ戦では防御率がリーグトップ10に入る2.79を記録するなど、粘り強い投球を見せることができる。神奈川大学・松平とともに神奈川リーグの中でも期待される投手の1人。





捕手

春のリーグ戦ではどの大学の捕手もそれぞれの持ち味を活かしたプレーを見せてくれた。その中から特に存在感を出した2選手が選抜チーム入りを果たした。


藤井 凜太郎(横浜国立大学/3年生/横浜市立金沢高校)

春のリーグ戦から正捕手に定着した選手で昨年は試合終盤やタイブレークの場面でマスクを被るなど難しい場面を経験してきた。春のリーグ戦では盗塁阻止率.421を記録するなど守備面での成長が著しい。

渡辺 優斗(横浜商科大学/2年生/敦賀気比高校)

こちらもこの春から正捕手に定着した選手。複数の投手を巧みにリードをしチームを優勝まであと一歩のところまで導いた。打順は9番で打率こそ低い(.216)ものの出塁率は.356を記録するなど、下位打線から出塁をし上位に繋ぐことのできる選手でもある。





内野手

内野手は8名が選出。庄子(神奈川大学)と伊藤(神奈川工科大学)は2年連続の選出となった。


濱田 蓮(関東学院大学/4年生/立花学園高校)

広角に打ち分ける事ができる右の好打者。春のリーグ戦では打率.313を記録しリーグ戦での通算打率も3割に近い数字を残している。今はサードをメインに守っているものの、下級生の頃はショートとしてもリーグ戦出場しており三遊間どちらでも守ることができる。


上田 甲(桐蔭横浜大学/4年生/橘学苑高校)

桐蔭横浜大学の主将。主にセカンドやショートを守っており下級生の頃から守備力を買われてリーグ戦出場をしている。優勝決定戦では先制のホームランを放つなどここぞという場面での一打を放つ勝負強さを持っている。


庄子 雄大(神奈川大学/4年生/横浜高校)

リーグ戦通算100安打を達成したNPBも注目している俊足巧打の左打者。盗塁も49回企画し失敗はわずか3と圧倒的な数字を残している。守備もショートを筆頭にサード、センター、ライトなどの複数ポジションもこなせる。NPB相手にその自慢の俊足を見せつける事ができるのかに注目したい。


長瀬 晴人(関東学院大学/4年生/伊勢崎清明高校)

関東学院大学の主将。春のリーグ戦では惜しくも打率3割に届かなかったものの好成績を残した。守備面ではほぼフルイニング出場をして失策数はわずか1つと安定感のある守備を披露した。


伊藤 幸希(神奈川工科大学/4年生/東海大学付属静岡翔洋高校)

2年連続の県交流戦の参加となった左の好打者。春のリーグ戦では自身初となる打率3割を超えを記録するなど飛躍のリーグ戦となった。32打席立ってわずか2つという三振の少なさもありバットに当てる技術は高い。


木本 光祐(神奈川工科大学/3年生/三重高校)

春のリーグ戦ではリーグ3位となる打率.387を記録し見事にベストナインを獲得するなど飛躍のリーグ戦となり選抜チームに選出。リーグトップの11四死球を記録するなど選球眼も◎


上迫 稜弥(横浜商科大学/2年生/神村学園高校)

初のリーグ戦、そしていきなりレギュラーとして存在感を出した選手。小柄ながらも俊足を生かしたプレースタイルは商大のスタイルにも合っているように見える。無安打の試合はわずか1試合とほぼ全試合で安打を放っておりリーグ2位タイの18安打を記録し、無失策と鉄壁の守備力を誇った。


梅澤 蒼空(桐蔭横浜大学/1年生/藤沢翔陵高校)

1年生ながら桐蔭横浜大学の4番を務めるなど期待されている選手。春のリーグ戦ではハマスタでの本塁打を記録するなど存在感を示し、首位打者・本塁打王・ベストナイン・フレッシュマン賞(新人王)を獲得するなど圧倒的な結果を残した。NPB相手にその打撃力を披露できるかに注目。





外野手

外野手は6名が選出。木川(関東学院大学)、藤澤(横浜国立大学)、竹島・田村(横浜商科大学)は2年連続での選抜チームに選出となった。


田村 和希(横浜商科大学/4年生/大阪商業大学高校)

2年連続の選出となり、2024年度の選抜チームの主将を務める。春のリーグ戦では打率.350を記録して商大の躍進を支えた。対戦数こそ多くないものの左投手にも苦にしないのでどんな投手が来たとしても対応できる力を持っている。


竹島 楓斗(横浜商科大学/4年生/八幡商業高校)

こちらも2年連続での選抜チーム入りを果たした選手。主に1番や3番を任されており広角に打ち分けて安打を量産しチームトップとなる10打点を挙げるなど勝負強さも見せた。去年の県交流戦では存在感を出せなかっただけに今年は存在感を出せるか。


木川 玲(関東学院大学/4年生/高崎健康福祉大学高崎高校)

こちら2年連続で選抜チーム入りを果たした選手。昨年の県交流戦では代走からの出場ながら4盗塁を記録するなど圧倒的な存在感を示した。春のリーグ戦では21安打を記録するなど打撃面でも圧倒的な記録を残した。打席に入る前に審判へお辞儀するルーティーンにも注目。


藤澤 涼介(横浜国立大学/4年生/佐野日本大学高校)


NPB注目の右の長距離砲。ハマスタでの試合でレフトスタンド最上段の看板直撃弾を放ったパワーが魅力。春のリーグ戦・入れ替え戦合わせて3本塁打を記録しており、県交流戦では横須賀スタジアムでのアーチに期待したい。


宮崎 海(横浜商科大学/3年生/愛知工業大学名電高校)

全試合で4番を任された商大の主砲。大学日本代表候補合宿にも選出されるなど期待されている選手の1人。広角に安打を打ち分けることのできるバットコントロールはリーグでもトップクラスの実力。チャンスの場面での一打に期待したい。


岩田 悠聖(神奈川大学/2年生/山梨学院高校)
春のリーグ戦で40打席立ちながらわずか1つという脅威的な三振数を記録した左のバットマンで2季連続で打率3割超えの結果を残した。現在のリーグ戦安打数が27安打を記録しており、庄子の次に100安打を狙うことのできる選手でもある。県交流戦ではNPBの投手相手に三振しない男は三振せずに安打を記録できるのかに注目したい。






神奈川県野球交流戦日程表

【日付】
2024年8月15日(木)

【場所】
横須賀スタジアム

【対戦カード】
第1試合:12:30試合開始予定
神奈川県社会人野球選抜ー神奈川フューチャードリームス

第2試合:17:00試合開始予定
神奈川大学野球連盟選抜ー横浜DeNAベイスターズファームチーム

※雨天中止時の順延はなし
※試合開始時刻は予定のため前後する場合あり




昨年は神奈川フューチャードリームスと対戦した選抜チーム。
雨の中、何回か試合が中断するなど難しいコンディションの中での試合となったものの、プロ相手に引き分けに持ち込むなど善戦した。今年はNPB相手でもありかつ普段試合の行うことのない横須賀スタジアム、そして薄暮からナイターとなる試合で慣れない環境になっていく事が予想されるが、是非ともDeNA相手に勝利をする姿を見たい。


NPBとアマチュアがこのような真剣勝負をする機会はほとんどなく他の地区などでは行っていない年に1回の試合となるので是非、DeNAベイスターズファンの方もこれを機に神奈川大学野球連盟の試合に興味を持ってもらえたら幸いです。


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