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2022年夏季OP戦 三菱Eastvs桐蔭横浜大学 観戦レポ


こんばんわ。Yです(@kngw_baseball)
今回は、8月25日に行われた三菱East対桐蔭横浜大学のOP戦を観戦してきたので試合レポを書いていきたいと思います。都市対抗出場は逃してしまったものの、(OP戦開催日から見て)約2週間後日本選手権出場をかけた試合を控える三菱Eastと(OP戦開催日から見て)秋季リーグ戦開幕を10日後に控えており、メンバーもリーグ戦のベンチ入りをするメンバーで構成されている可能性が高い桐蔭横浜大学。OP戦ならではの「社会人チームvs大学生」のカードという事でどんな試合になるのか非常に楽しみである。このnoteの公開されているのがリーグ戦が終了した頃だと思いますが、試合が行われたタイミングが重要なリーグ戦開幕前という事で公開時期をズラしている事をご了承ください。


スタメン

先攻/横浜市・桐蔭横浜大学

1番(8)金井 涼太(④樹徳)
2番(3)松野 海舟(③八王子学園八王子)
3番(7)糸賀 俊輔(④水城)
4番(2)吉田 賢吾(❹横浜商科大学)
5番(9)佐藤 塁大(①山村学園)
6番(5)吉田 晃誠(④前橋商業)
7番(D)黒木 海洲(④高鍋)
8番(4)小西 莉於(③東亜学園)
9番(6)秋山 岳土(③熊谷商業)
先発(P) 山崎 駿(③桐蔭学園)

後攻/横浜市・三菱East

1番(4)矢野 幸耶(⑥北陸大学)
2番(6)津田 啓史(②横浜高校)
3番(9)龍 幸之介(⑥白鴎大学)
4番(7)小柳 卓也(⑨日本体育大学)
5番(D)山下 航汰(①健大高崎)
6番(3)久木田 雄介(⑦第一工業大学)
7番(5)江越 啓太(④神奈川大学)
8番(2)対馬 和樹(⑨九州共立大学)
9番(8)八戸 勝登(⑦西南学院大学)



スコア

桐蔭横浜大学
三菱East


試合展開

三菱Eastの先発は都市対抗でENEOSに補強されていた左腕・本間 大暉(専修大学)がマウンドへ。

三菱Eastの先発・本間

都市対抗ではリリーフで2試合の登板だったがこの日は先発のマウンドへ。130キロ後半から140キロ前半のストレートと緩急をつけたカーブやスライダーなどの変化球を駆使して立ち上がりの2回までは無安打、無四球とランナーを1人も出さない安定感抜群の投球を見せ、最終的に6回まで投げて2失点と試合を作った。

桐蔭横浜大学の先発は3年生右腕・山崎 駿(桐蔭学園)がマウンドへ。

桐蔭横浜大の先発・山崎

1年生秋からリーグ戦経験をしている投手で、最速145キロを計測しながらもスライダーやカーブなどの多彩な変化球を使って凡打の山を築く投手。2年春から先発としてリーグ戦経験もあり、この秋も先発として期待される投手がどこまで社会人の強豪に通用するのか、そんな注目の登板では初回とそれ以降の回で内容が全く違う内容となってしまった。

初回の先頭・矢野を空振り三振に打ち取るなど上々のスタートを切ったかのように見えた山崎だが、2番の津田にバックスクリーンへ運ばれる先制ホームランを浴びる。その後2アウトまでこぎつけるものの、4番の小柳に四球を選ぶと続く5番・山下がツーベース、6番・久木田がセンターへ運ぶ2点タイムリーヒットを放ち三菱Eastが3点を先制する。

この試合3安打3打点の活躍を見せた三菱East・津田


桐蔭横浜大学・山崎は2アウトから四球絡みで2失点をしてしまったのは非常に痛かったのではないだろうか。しかし2回以降は安打を許すものの要所では併殺打を奪うなど、元々の持ち味でもある打たせて取る投球で2回以降を無失点で切り抜けており結果は残したのではないだろうか。

4回に桐蔭横浜大学の反撃が始まる。1アウトから4番・吉田 賢吾(❹横浜商科大)が三遊間へ強烈な打球を放ち内野安打にすると、続く5番・佐藤 塁大(①山村学園)、6番・吉田 晃誠(④前橋商業)も安打を放ち満塁のチャンスを作る。都市対抗でも登板し経験豊富な本間からこの試合最大のチャンスを作ると2アウト満塁となり8番・小西 莉於(③東亜学園)が四球を選び1点を返す。

5回から桐蔭横浜大学は2番手として古謝 樹(③湘南学院)がマウンドへ。最速150キロを誇る桐蔭横浜大学のエースと呼び声の高い投手で来年のドラフト候補にも挙げられる左腕。

2番手として登板した桐蔭横浜大・古謝

この日はストレートを主体に投げていた印象がある。この日の最速が149キロを記録、ストレートのほとんどは145キロを上回っており2回を投げて被安打1と完璧な投球を見せた。特に中軸からスタートした1イニング目を簡単に3人で抑えるなど社会人チーム相手にも十分にストレートが通用しているのを見ると秋のリーグ戦でもかなり期待が持てるのではないだろうか。


7回から三菱Eastは本間に代わり関谷 航平(慶應義塾大学)がマウンドへ。

3回を完全投球見せた三菱East・関谷

緩急を使って勝負をしていた本間から打って変わり力のあるストレートを投げ込む本格派右腕。この日は140キロ中盤のストレートを軸に3回を投げて無安打、無失点のパーフェクトピッチングを見せた。都市対抗予選などでは登板のなく、同月に行われた関東選抜リーグではアウト1つも取れずに降板しており、大学生相手とはいえ完璧な投球を見せることが出来たのは本人にとっても大きいのではないだろうか。


7回から桐蔭横浜大学は高田 恭平(②壱岐)がマウンドへ。

3番手として登板した桐蔭横浜大・髙田

リーグ戦経験は多くないものの最速146キロを記録しており今後の飛躍が期待される投手の1人。初めて観る投手だったが、ストレートも140キロ前半を平均で計測しており変化球も空振りを奪ったりする部分も。エラーと四球でピンチこそ招いたが落ち着いた投球で切り抜けるなど今後のリーグ戦などでの登板機会を得るのではないだろうか。


8回からは桐蔭横浜大学は伊吹 聖矢(②帝京第五)がマウンドへ

4番手として登板した桐蔭横浜大・伊吹

リーグ戦経験のある右腕もこの日は制球に苦しんでいた印象。四球絡みでランナーを溜めてしまうとこの試合、先制本塁打を放っている津田に2点タイムリーを浴びてしまうなど1回を投げて2失点という結果に。ただ、その中でもアウトドアのスライダーが決まっており、打者の反応を見るとかなり曲がりの大きいボールで打者のチェックポイントを大きく外して入ってくるボールだったのではないだろうか。


気になった選手

小西 莉於(右/二塁手/3年生/東亜学園)

186cmの大型内野手・小西

この日は8番・セカンドでスタメン。
チャンスメークに満塁でのタイムリーに押し出しの四球を勝ち取るなど4打席中3打席出塁、2打点とこの日の野手陣ではかなり目立っていた印象がある。186cmと大型の内野手でスイングに力強さがあるだけに守備範囲などが広くなってくればかなり面白い存在になってくるのではないだろうか。


佐藤 塁大(左/外野手/1年生/山村学園)

勝負強い打撃が持ち味の桐蔭横浜大・佐藤

Future’s Leagueでも4番に座りチャンスでの勝負強さを見せていた佐藤。この日は5番・ライトでスタメン出場。桐蔭横浜大学の2度の得点イニングではチャンスを拡大する安打や先頭打者として逆方向へツーベースを放つなど打撃面でアピールを続けている。秋のリーグ戦でもベンチ入りする可能性が非常に高いだけにこの先が楽しみな選手の1人。



以上が観戦レポになります。
珍しい大学vs社会人のOP戦。機会があれば別のチームでも観戦してみたいと思います。


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