20221108

 今日も快晴。暖かく過ごしやすい一日になった。BFC4の一回戦勝ち抜き作品が決定した。Aグループ草野理恵子「ミジンコをミンジコと言い探すM」、Bグループ宮月中「十円」、Cグループ奈良原生織「校歌」、Dグループ冬乃くじ「サトゥルヌスの子ら」の四作品が準決勝へとコマを進めた。わたしは以前、今回のBFCにジャッジとしても参加している紙文さんが主宰されていた「六枚道場」という原稿用紙六枚内の文芸作品を月一で発表し、自分が好きだと感じた作品に投票してもらう、という文芸サークルに何度か参加していた。今回勝ち残ったファイターのうち、冬乃さん以外は三人ともその六枚道場の出身者だ。残念ながら六枚道場は二年前に一年の開催期間をもって閉じられてしまったのだが、あの時やっていたことはここに昇華されていたのか、と思うと感慨深いものがある。その反面、だんだんと身内ウケのような雰囲気が強まってきていることには、多少の危機感を覚えている。それも今回、イグナイトファングマンa.k.a.サクラクロニクルとして、ジャッジに参加している彼のジャッジ文が痛烈にカウンターパンチになっているので、そこは救いだった。ファングマンのような読み手がweb文芸界にいることは、一縷の望みと言っていいだろう。

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