2022年のコーネリアスの活動に関する備忘録
本記事は、2022年のコーネリアスの活動を時系列・箇条書でまとめた備忘録である（2022年12月31日時点）。
2022/5/25 活動再開報告、「FUJI ROCK FESTIVAL 2022 」と「SONICMANIA 」への出演発表
2022/6/6 高橋幸宏音楽活動50周年記念ライブ「LOVE TOGETHER 愛こそすべて」出演発表
2022/6/17 新曲「Windmills of Your Mind」収録の7インチレコード付『nero』10th anniversary 発売（マーティン・ダフィー「Laughing King」との両A面）
2022/7/19 METAFIVE 2ndフルアルバム『METAATEM』9/14リリース発表
2022/7/22 「変わる消える（feat. mei ehara）」配信リリース、MV公開、新作Tシャツ発売
2022/7/30 「FUJI ROCK FESTIVAL '22」出演 @新潟県湯沢町苗場スキー場
2022/8/8 ブライアン・イーノ特集記事にコメント寄稿
高校生のときに、Bauhausがカバーしていた“Third Uncle”という曲を聴いたのが、イーノの音楽との出会いだったと思います。
しかし、それ以前にもDEVOやTalking Heads、U2やデヴィッド・ボウイなどの作品でイーノの関わった曲を耳にしていたのを知ったのは随分あとのことでした。
それ以来、30年以上イーノの作品をいろいろと聴いてきたのに、いまだにすべての作品の全貌をしっかりと把握しているとはいえませんが、好きな作品はたくさんあります。
初期の、『Here Come The Warm Jets』から『Before And After Science』までの、グラムロックの名残や、ポストパンクを予見させるような作品は大好物ですし、『Ambient 1: Music For Airports』は永遠のクラシックだと思います。
1990年代前半の、ジョン・ケールとのコラボ作品『Wrong Way Up』や、『Nerve Net』は、当時のほかの音楽とは一味違うエレクトロニクスとロックの不思議なミックスで、いま聴くととてもかっこよく聴こえます。
2000年以降の デヴィッド・バーンとのコラボレーション作品『Everything That Happens Will Happen Today』は、バーンの来日公演を観に行ったのですが本当に素晴らしいものでしたし、Underworldとのコラボ曲“Beebop Hurry”（『Athens』収録）もひさしぶりにイーノのビートミュージックが聴けて嬉しかったです。
結局どの時代のイーノにもさまざまな魅力があって、最初に聴いたときに理解できなくても、あとになってじわじわと効いてくることも多く、いつの時代も新鮮に聴こえます。
イーノはぼくの最も尊敬するアーティストの一人で、その多岐にわたった活動や、慣習に囚われない音楽やアートに対する姿勢に大きな影響を受けました。
2022/8/10 D.A.N「No Moon（Cornelius Remix）」配信リリース
2022/8/20 「SONICMANIA」出演 @幕張メッセ、堀江体調不良のため小山田・あらき・大野のトリオ編成で出演
2022/8/24 「Joyland Festival Jakarta」@GBK Field（インドネシア・ジャカルタ）出演発表
2022/9/10 映画『Other Music』国内公開、小山田圭吾インタビュー出演、「The Micro Disneycal World Tour」劇中使用
2022/9/14 METAFIVE 2ndフルアルバム『METAATEM』リリース
2022/9/18 高橋幸宏音楽活動50周年記念ライブ「LOVE TOGETHER 愛こそすべて」出演 @NHKホール、LEO今井と「See You Again」、細野晴臣と「CUE」（於：アンコール）を共演
2022/10/7 坂本龍一トリビュートアルバム参加発表、「Thatness and Thereness」リミックス
2022/10/12 ロリポップソニック『Favorite Shirt』151万円落札にTwitterで反応（小沢健二も）
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— Cornelius (@corneliusjapan) October 12, 2022
⚫️⚪️📼＝🙅🏻♂️☠️❌💸 https://t.co/1jjbzqCnf3
2022/10/21 クリエイション・レコーズ創設者アラン・マッギーの伝記映画『クリエイション・ストーリーズ』にコメント寄稿
1998年の冬、朝9時頃、枕元の電話が鳴り 寝ぼけながら電話に出ると、「This is Alan McGee ! 」と電話の主が。僕はまだ夢の中にいるのかと思いました。その日にホテルに呼び出され、契約をしたいと言われたけれど、僕はもうNYのMatadorと契約をした後だったので、10代の頃最も憧れていたレーベル、Creationからリリースする夢は叶いませんでした。
しかし、その後も何度か僕のスタジオに遊びにきてくれたり、沢山のエピソードトークをしてくれました。彼は自分の好きな音楽に対して、必ず自分から行動し、率先して渦の中に飛び込む本当に音楽を愛している人間です。
音楽を愛するすべての人にぜひ見ていただきたいです！
―小山田圭吾（コーネリアス）
2022/10/26 NAKED CLUE株式会社のコーポレートムービー公開（音楽制作：コーネリアス）
2022/10/27 「MAHO RASOP FESTIVAL」@ESC Park（タイ・バンコク） 出演発表
2022/10/27 立花ハジメ「Beauty 2022」リリース（アレンジ＆ギター：小山田圭吾）
2022/11/4 「Joyland Festival Jakarta」 出演 @GBK Field（インドネシア・ジャカルタ）
ジャカルタ滞在時のインタビュー
・Whiteboard Journal
After I return, I will work on my new album recording and would like to release it next year.
（拙訳：日本に戻ったらニューアルバムのレコーディングに取り掛かって、来年リリースしたいと思う）
・medcom id
「最近気に入っているのはこの人」
（と言いスマホをインタビュアーに見せる）
2022/11/18 「MAHO RASOP FESTIVAL」出演 @タイ・バンコク
2022/11/30 『A Tribute to Ryuichi Sakamoto: To the Moon and Back』配信リリース、「Thatness and Thereness - Cornelius Remodel」収録
2022/12/3 2023年春リリース予定のでぶコーネリアスEXの12インチLP盤「Your of Jamaica」に「Your of Jamaica Remix by Cornelius」収録発表
2022/12/22 テリー・ホール、マーティン・ダフィー急逝にコメント
corneliusofficial ⚡️😢💔😢⚡️ Terry Hall and Martin Duffy, two great musicians who created the soundtrack of my youth passed away.
Martin in particular, whom I had the pleasure of meeting on two occasions.
He was always kind and friendly.
Last year for the magazine "NERO", I made a split single with a coupling by Martin and myself.
The song I wrote was titled "windmills of your mind" which was a song from a soundtrack of the movie "The Thomas Crown Affair" composed by Michel Legrand.
I first heard this song from a cover version by Terry Hall's "Color Field”, which left me with a mysterious feeling. I learned a lot from their music.
I thank them their music and their presence.
Keigo Oyamada
2022/12/23 J-WAVE『RADIO SAKAMOTO』2023年1月1日24時放送回にて小山田圭吾が坂本龍一の代演を務める旨発表
こうして振り返ってみると、5月下旬の活動再開報告から僅か7か月の間に、新曲発表やライブ参加など数多くの活動を行ってきたことがわかる。
いちファンとしては何より、再び小山田圭吾の肉声を聴けること、メッセージを読めることを心から嬉しく思う。
2023年もコーネリアスの活動を追っていきたい。
以 上
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