『日本の地政学』を読んで

 ユーラシア大陸を挟んで、イギリスと日本、ドイツと中国を対応させて、第二次世界大戦時と現在を対比すると、日本がどう振る舞うべきなのかが見えてくる。細かい違いはあるけれど、地政学的に収斂する状況というのがありそう。表紙に「習近平はヒトラー」とあって、いくらなんでもそれは言い過ぎでは?と思ったが、読んでみたら腑に落ちてしまった。

 また、私は憲法9条は変えない方が良いと思っているが、この本を読むと過去の反省は大切だけれど、現実の前には妙な縛りは危険と理解した。戦争がダメ、集団的自衛権がダメとか言っていると、国家が生き延びるためのカードをむざむざ捨てるのと同じだ。

 国を守りたければリアリストになる必要があると教えてくれる本だった。

日本の地政学
http://www.ikuhosha.co.jp/public/introduction086978.html

#読書

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