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息子たちのおかげで知った新しい世界

私は子どもの頃、女の子の中でも典型的な女の子だった。
外で走り回って遊ぶよりは、家の中でリカちゃん人形やおままごとをするが大好きだった。あと、人形の洋服を作ったりするのも。
弟が一人いるけれど、弟の遊びには一切興味はなくて…。よく驚かれるけど、実はレゴで遊んだりしたこともなかったのです。

そんな私がまだお母さんになる前は、子どもが生まれたら、りかちゃんや私が欲しかったシルバニアファミリーで遊んだりできたらいいなぁなんてぼんやりと考えていた。今思えばなぜだかわからないけど、赤ちゃん=女の子と思い込んでいた。

でも、私のもとにやってきてくれたのは、男の子二人。

赤ちゃんの時代は男の子も女の子もない。
3歳を過ぎると、子どもたちは車や電車、ロケット、恐竜など、私が小さい時に全く興味を持たなかったものたちに、次々と興味を持っていった。
「やっぱり男の子って、女の子と違うなぁ…。」と、最初は正直ちょっとした戸惑いがあった。正直、その頃まだ幼かった長男と、うまく遊べていない。

しかし、好きなものに熱狂する子どもたちを見ていると、だんだんと私も子どもたちが好きなことをサポートしてあげたいと思い、図鑑やビデオなどを一緒に見て、電車の名前や恐竜の種類なんかを覚えるようになった。
気がついたら、私まで全ての火星探査機の名前を言えるようになっていて、息子のお友達のお母さんに、「その分野でお仕事している人みたいですね。」と、言われたこともあった。

昔は遊たいなんて一切思わなかったレゴでも、息子たちと遊ぶようになった。
車遊びなんて、昔は一番したくない遊びだったけど、今は私の愛用のミニカーまであるほど、子どもたちと、車遊びをしている。
息子たちと遊ぶ中で、「男の子ってこうやって遊ぶんだ。」という発見もまた面白い。戦いや競争が多くて、本当に女の子とは全然違う世界(笑)。

今の私の生活の中に、当たり前のように、車や宇宙、恐竜、動物、城、戦国武将の情報が溢れている。
子どもを産む前だったら、絶対に興味を持つことなんてなかった世界だ。
今は、そんな世界を知ることができて、正直楽しくて仕方ない。

子育てをしていて、男の子は本当に違う生き物と感じさせられ、時には理解に困ることも多々あるけれど、男の子の子育てって面白い。

息子たちの好きにとことん付き合うようになって早6年。
息子たちが、私の世界を広げてくれた。
息子たちには感謝、感謝でしかないのだ。



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