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牛肉麺絵日記 25/100杯目 大聲公台大(台湾・台北)4/25/2013

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牛肉麺屋さん巡り25日目。2013年4月25日 夕方6時。(台湾・台北)

1ヶ月前3月25日。台湾に着いて初めての夜。滞在先に荷物を置き、とりあえず繁華街に向かった。電灯がぴかぴか明るい人通りの多い路地を歩き、大きな交差点に出ると、ケンタッキーフライドチキンの大きな看板・肯德基 KFC・が煌々と輝いていた。背徳基?いや肯德基。大手は強いなと思った。今日はその1ヶ月後4月25日夕方6時。先程その・肯德基・看板の前で友人と別れ、ボチボチと歩いている。

台湾に来て1ヶ月、中国語の外国語当て字に意味はないと聞いて知っていても、漢字からうっすら何かを想像してしまい、肯德基 KFCの看板を見るたびに・背徳基・と見えてしまう。背徳・。長年飲食業に携わってきて、注意して食材を扱ってきたけど、どうしても使い切れずに無駄にしたことも多かった。それに、仕方がないので背徳を感じる必要はないですが、たくさんの生き物を殺してきた。そんな日々を思い出し、それで良かったのだろうかと考えてしまう。しかし、背徳基・ではなく肯德基。 漢字が苦手で無知なので、という字の意味を調べて見ると・よしとする・ききいれる・骨に入り込んだ肉という意味だと知りました。良い意味の漢字なんだと初めて知った。

台北の街には台湾フライドチキン・雞排(チーパイ)のお店がたくさんあり、屋台街では必ず数軒見かけるので、KFCは競合が多くて大変だ、台湾の雞排は、鶏肉を生姜やニンニク、五香粉などで漬け込み、さつまいものデンプン地瓜粉をまぶしてフライにした物。ダイナミックに大きな判のままフライしているお店も多い。梅の粉を振る屋台もある。台湾の若者にフライドチキンは人気です。ちなみにマクドナルドはバーガーよりもチキンが人気なんだと地元の学生が教えてくれた。

肯德基・KFCの看板がある交差点から台湾大学の外路地を歩く。ランニングやウォーキングをする人の邪魔にならない様と気にしながら歩いていると、街の喧騒から遠のき、少し静かな街に入る。この辺に一軒人気の牛肉麺屋さんがあるのを知っている。何度か店の前を通ったけど、時間が遅す過ぎたのだろうか、いつもすでに店じまいしていてまだ伺ったことが無い。今日はまだそれ程遅い時間では無いので空いているのではとそのお店に向かった。

しばらく歩くとその牛肉麺屋さん・大聲公台大の看板が見えた。まだやっている様なのでお店に入った。

すっきりとした店内には数組のお客さん。人気のお店の様だ。小皿前菜が棚に綺麗に並んでいる。お客である数人の若い男性たちの中、ガハハ・ガハハとお店の店主らしき男性は笑い、若者の肩を叩いていた。少し乱暴だなと思った。私の地元大阪には『ええからええから、おばちゃんがうまいこと話つけてあげる!』とお節介な世話を焼いてくれる女性がたくさんいて、この手の女性が苦手な人は多いけど、私は今まで何度も・ええから女性・達に助けられて来たので好きで感謝していますが、大阪には少ないガハハ親父タイプは非常に苦手だ。

店主らしき男性に紅焼牛肉麺を注文したら、やたらと清燉牛肉麺を勧められたので、持ち帰りで注文。

麺を受け取り、ガハハが響くお店を急いで後にした。

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