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12月4日 寄居カントリークラブ

第1話 運命の出会い

30年間でアベレージ100の50代男性ゴルファーが少ない練習量でシングルプレイヤーを目指すノンフィクションストーリーです。今回は小説風に書いてみます。

季節は12月 ついこの間まで暖かい日もあったが日に日に寒くなっていく。50歳になるちょっと前に開催した中学の同窓会で久しぶりに会った友人と2か月に1回ゴルフをするようになって4年が経つ。

この4人、仕事もみなバラバラで中学を卒業して以来ほとんど会っていない。厳密にいえば、一人は高校も同じだったので一人は高校以来。そして不思議なのが小学校、中学校で仲が良かったのかというと実はそうでもない。同じクラスになることはあってもほとんど遊んだ記憶がない。

そしてもっと不思議なのが自分が野球部だったのに対し他の3人がサッカー部だということだ。

その4人が中学を卒業してから50歳を過ぎてから2か月に1回ゴルフをしているなんて! 中学時代の自分に教えてあげたいくらいだ(笑)

そんなことを思いながら令和2年12月4日 寄居カントリークラブにいつもの4人でやってきた。天候は晴れ いつものことだ、この4年間自分が参加したゴルフでは雨に降られたことがない。今回のゴルフがこの仲間でやる第31回目になるらしい、ホントよく飽きないものだ。

このメンバーでは自分が一番下手だ、4年前に最初にこのゴルフに参加したときクラブは25年前のもの、ウェアもほぼ普段着、それもそうだ、今まで年に1回程度しかゴルフをしていないのにクラブやウェアにお金なんか掛けていられるか・・・今では少しはまともになったが。

そして、4年たってようやく自分もゴルフ上達を目指すようになった。

今年1回目のゴルフが2月にありそこで大叩きしたのがきっかけだ。よし!やるぞと思った矢先、新型コロナウィルスの流行で緊急事態宣言。

6月までゴルフを自粛した。

続く

第2話 1番ホール

6月から本気で取り組んだゴルフ、順調にスコアが伸びて今までアベレージ100だったのが90台、80台ととんとん拍子で結果がでた。

「思ったより簡単にスコアが伸びるんだなぁ」

「これなら2年間でシングルもそんなに難しくないかなぁ」

しかし、これが落とし穴。毎回、自己記録更新を目指すようになるとスコアに意識がいきすぎて最後の3ホールで崩れるという悪循環。

スコアが逆戻り90台そして100を叩くことも・・・

そして迎えた12月4日寄居カントリークラブ

8時28分アウトスタート

まだ少し寒い、打つ順番は4番目だ

スコアが良くなった要因の一つとしてドライバーを思いっきり打たなくなったことが挙げられる。スタートホールも軽く打つことを意識してショットした。

「うわぁ 右だ」 ボールがややスライスしながら右のOBゾーンへ 軽く振ったのが幸いしギリギリ右のラフに残っていた。

「助かったぁ いきなりOBは正直きついからなぁ」

今日のドライバーは右へいくのかなぁと考えながら第2打地点へ

「まだピンまでは180yd位はあるな、ライはそんなに悪くはないので5番アイアンで打てば届くかもしれないがスタートホールなので左へ引っ掛けるかもしれない、7番アイアンで3オンを狙おう」

第2打 7番アイアンで思ったようなあたりで約150yd 残り30yd地点へ  前回のゴルフではこの距離のアプローチをことごとくチョロしていたなぁ、というのもYouTube動画で片山晋呉のアプローチレッスンをみたままのショットをしたからだ、あとから別のレッスンプロの動画でその打ち方は高等テクニックなのでアマチュアはやらないほうがよい、言っていた。

第3打 基本に立ち返った打ち方でSWでショット。「えっ」まさかのチョロ  もはや打ち方ではない???

第4打 もう一度同じ打ち方で丁寧にショット グリーンオン成功

第5打 もちろんパターだが狙いにいける距離ではない、寄せるだけと頭に言い聞かせてパットまずまず寄った

1番ホールは第3打のチョロが響きトリでスタート

続く




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