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レインフォレスト・アライアンス認証マークについて考える

RSPO認証、FSC認証、を調べてきて、最後にレインフォレスト・アライアンス認証について、学びながら考えていきたい。


レインフォレスト・アライアンス認証マークとは


レインフォレスト・アライアンス認証マークは、製品(あるいは指定された成分)が、人自然がともに反映する世界を作ろうとする農業生産者、林業者、そして/あるいは企業で作られたことを表している。

環境庁のウェブサイトの環境ラベル等データベースに書かれていた情報を引用したが、他のマークについても簡単に書かれているので、参考までに載せた。

マークは、厳しい基準要件を満たす認証農園で生産された作物が製品に使用されていることを示す。

環境庁 環境ラベル等データベース

なぜカエルのマークなのか?

ロゴデザインに、カエルが採用されている理由は2つ。
1つは、科学者たちの間でカエルが「生物指標※」となっているため。
カエルの個体数が健全であれば、生息地の環境に問題がないと判断し、逆に多かったり少なかったりすると異常があると判断する。
もう1つの理由が、レインフォレスト・アライアンスの創設者が熱帯雨林の保護活動を開始した時に、新熱帯区にて「アカメアマガエル」という種類のカエルを見たためだと言われている。

https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/25542.pdf

カエルは、南極以外のすべての大陸に生息し、環境の変化に敏感な生き物。 周囲の環境によってカエルの種類数や個体数が変わるため、環境のバロメータと言われていてレインフォレスト・アライアンスのマークになりました

Xレインフォレスト・アライアンス日本
@RainforestALJP

PDFやXだと読みにくいかもしれないが、上の2つにもカエルを使われる理由が書いてあって、参考になる。

カエルがかなり苦手なので、いない環境に住みたいぐらいだが、カエルがいることはその環境の良し悪しを判断する手がかりになりことを知ると、カエルに感謝したい。
でも、カエルが多すぎても環境のバロメーターとしてはダメそうだし、適度な数でお願いしたい!

レインフォレストアライアンス認証マーク、何についている?

コーヒー、紅茶、チョコレート、バナナなどについているこの緑のカエルマークは、生産農園の持続可能性、その作物を輸入、加工する各企業の生産流通の方法やトレーサビリティが確認できる印である。

次回の記事で、レインフォレスト・アライアンス認証マークのついた商品を集めたので紹介したいと思う。
今家にあるコーヒー、紅茶、チョコレートの商品を見てみると、意外にもレインフォレスト・アライアンス認証マークが付いているものは、ほとんどなかった。
オーガニック紅茶にはオーガニックのマークがついていたが、何もマークがなかったものも存在した。
どうやらいろいろな認証マークがついているのが当たり前ではないのね。


レインフォレスト・アライアンスとフェアトレードの違い

フェアトレードとは、途上国の原料や製品を適正な価格で取引することで、社会的不利な立場の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す仕組みだ。
一方、レインフォレスト・アライアンス認証が対象としているのは、農業や栽培、それに関わる人々の暮らしなどである。 持続可能な農業や栽培を推進している農場を認証するための制度だ。

フェアトレードのマークがコーヒー、紅茶、チョコレート、などについている。
そうすると。レインフォレストと何が違うのか、分かりにくいね。
フェアトレード商品で有名なのはチョコレートかな。
板チョコ1枚100円で買えた時代、カカオ生産者へ渡るお金は10円?その前後ぐらいだったと聞いた気がする。
とても安い値段でカカオが取引されていて、せっせと働いても十分な賃金を受け取れず、子どもたちは学校に行かないで働かざるを得ないのが当たり前、というのはとても有名な話だよね。
フェアトレードだと、カカオ生産者には労働に見合った正当な賃金が支払われる、と聞いている。
これがレインフォレスト・アライアンスの生産者だったら、動物の住む場所の保護しながら持続可能な自然な環境での中での農業をするのだと思う。
フェアトレードには環境面の配慮は特に求められていないのかもしれない。
逆に、フェアトレードの経済面での配慮がレインフォレスト・アライアンスにはないのかもしれない。

レインフォレスト・アライアンス認証も、環境を守る大切さを教えてくれるマーク

レインフォレスト・アライアンスとフェアトレードの違いがまだ腑に落ちていないが、これから数回の記事で、レインフォレスト・アライアンスについて学んでいく予定なので、少しずつ学びを深めたい。


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