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瞬間的エッセイ2

芸術は、音楽でも美術でも古来より常にその時代のプロフィールを伝える鏡のようなもので、歴史を代弁してくれるものが芸術作品として今日存在していることが多いわけであるから、芸術=真実という見方もできる。生々しい人間の生きてきた歴史を証明するもの。
だから芸術に生きる人々は、芸術を全うすると覚悟を決めた以上、自分の芸術行為が社会にどのように貢献できるかをかんがえるべきだと思うし、それをかんがえない芸術家は単なる日曜作家として終わってしまう。
"いかに社会貢献しているか"を審議していること自体、社会に対する自己承認欲求の表れであることには違いないのは事実だからそのアプローチの度合いは肝心だけど、センス良く迎合と反発を思考していくことで、芸術は人々の心に刺激を与え続けるのではないでしょうか。

扇動をもすれば、反感も買う。
そうそう、そうなんだよ。
芸術は関心を持ってくれさえすれば非難されようがなんだろうがとりあえず伝導としては大成功だから、どんな形であろうが伝わればいい。残ればいいと思う。

技術を磨くだけではなく、芸術が存在する意味を実際社会に照らし合わせ、価値あるものにしていく。
これが芸術を生業にしようと決意した者が、成すべき社会貢献なんじゃないかなー。

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