ひよこ
無事に学校初日を終えた。学校には規定時間の5分前についた。もっと早く家を出ねば。
何よりもまず最初に指導されたのは、挨拶の仕方だ。先生が「ご着席ください」と言うと、私たち生徒は「失礼いたします」と言ってから席に座ることになる。「面倒かもしれないけど、就活で使うから今からやっておくと慣れるんですよ」と言う先生。確かに、これを2年も続けていれば自然と身体が覚えるだろう。
友達が1人できた。ここでは親しみを込めてパイセンと書くことにする。同じ1年生だけど、私より2つ歳上の20歳。母が言うには「入り直したんじゃない」とのことだ。専門学校や大学は、みんながみんな同じ年齢とは限らないのだと言う。これから他の友達も増えると良いのだけれど。
そういえば、今日は高校を出て初めて同世代の男性と話した日だった。しかも2人も話せた。2人。中高6年間女子校で育ち、入学式で「わー男の人がいるー!」と異性がいるという事実に若干緊張していた私にしては大きな進歩である。(共学だからその場に男性がいるのは当たり前だが)
1人の子には、自分から話しかけられた。顔と名前は覚えていない。ここでは男子Aとしておく。彼にはロッカーの鍵のことについて質問した。
私:これってさ、パスワード設定したら000に戻しちゃえばいいんかな?
男子A:俺このパターンの鍵使ったの初めてなんだよねー
私:私も小学生以来だわー
話せたのはたったこれだけだったが、意外にも緊張せずにお喋りができた。自分すごい。
もう1人の男子は、入学式の時にチラッと見て「もしやあの子はイケメンくん…?」と思っていた子だ。実際、イケメンだった。顔は昔どこかの雑誌で見たアランという子に似ていたので、ここでもそう書こうと思う。
私:はー。(1階から3階の教室へ荷物を運んでいる途中についたため息)
アラン:3階って疲れない?
私:それなー。ここの学校ってエレベーターないんだかね
アラン:俺もう帰りたい
私:だいじょぶ、私は教室に着いた瞬間から帰りたいと思ってた(事実)
アラン:(笑う)
こんな感じだ。あちらから話しかけてくれた。男女問わず人見知りな私は、こうして向こうから話しかけてくれることが嬉しい。
共学なんて6年ぶりだ。周りに同じ年代の男性がいること自体慣れていないし、話しかけ方も分からない。ただただ眺めているだけである。
因みにこの間書いたマッシュヘアの子は、髪型に似合わず普通の名字だった。それがまた面白いのだが。
来週は組み分けテストと健康診断がある。もう既に行きたくない。行くけど行きたくない。
👧🏻👦🏻
眠い。そういえば夕飯も食べてない。お腹は空いている。でも眠い。写真の整理とももちゃんの誕生日のお祝いが終わったら寝ようかな。