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小学生ぶりに科学館へ行った話

リスちゃんと学校帰りに科学館へ行ってきた。実に小学2年生ぶりだ。10年ぶりだ。

最初は遺跡を見に行く予定だった。行く途中の駅の中で調べていると、科学館という3文字が見えた。

🎵科学館だってさ
🐿え、行きたい
🎵行こか

というわずか3言で科学館行きが決定した。

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科学館…科学…科捜研…マリコさん!

『科捜研の女』の主人公・榊マリコさん(沢口靖子さん演)


リスちゃんが地図を調べている間、私は1人でそんな連想ゲームをしていた。ごめんリスちゃん。

入ってまず体験したのは、赤外線トンネルだ。だいたい5mくらいの短いトンネルなのだが、歩いている途中で赤外線が出る。それを(おそらく)避けながら進むのだ。

赤外線は良かったのだが、トンネルの中の音に私はビビりあげてしまった。ゴーゴーという風のような音や、雷が落ちる音なんかがするのだ。ダッシュで入口まで戻ってしまった。が、出ないことには進めない。仕方なくリスちゃんの腕を掴んで通り抜けた。

通り抜けた先には、リスちゃんがやりたいと言っていた遠心力を利用した体験コーナーがあった。身体を近づけると速くなる、遠ざけると遅くなるという立ちコーヒーカップみたいな感じだ。

私もやってみた。上手く回らないので、係員のおじさんから「足で蹴ってごらん」というアドバイスをいただいた。

とりあえず力まかせに蹴ってみた。これが失敗だった。力加減を間違えてとんでもなく速く回り初めてしまったのだ。身体を遠ざけようにもそんなスピードではない。しばらく回り続け、やっとこさ地面に片足をつけて強制ストップさせた。世界が歪んだかと思った。母がコーヒーカップ酔いする気持ちが分かった。

あとは滑り台もやった。18歳2人が何やってんだと思われるかもしれないが、私たちはこういう人なのである。子どもの頃楽しいと思ったものは今も楽しいはずだと考えているのである。分かっていただきたい。

実際、楽しかった。点滅しながら滑る滑り台はまた違う楽しさがあった。だがこんなことも分かった。大きくなってからの滑り台は何故か怖い。何故だろう。先が見えないからだろうか。小さい頃は先が見えない滑り台でも楽しく滑ってたな。大人になると見えないものが怖くなr((

その後は真っ暗迷路に入ってみた。小学生の頃に行った時は、班の中で私だけ待ってたっけ。今なら行ける気がする。だってもう18だもん。冬の暗い道とかいっぱい歩いて帰ってきたもん。イケるはず。

あともし道に迷っても、ゴールに辿り着く方法を私は知っている。右側の壁をつたっていくのだ。右側の壁に触れながら進めばいつかは辿り着くと中学生の頃に読んだ本に書いてあった。荷物置き場にリュックを、リスちゃんにメガネを預けていざ真っ暗。

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ダメだった。なんかもう目が慣れたら大丈夫のラインじゃない。本当に見えない。なんにも見えない。壁すら見えない。わざわざそんなのを作った人はドSなのか。自然の暗さとはまた別の、人工的な暗さだ。ステージ2でリタイアした。無理だ。私には暗闇は無理だ。見えないって怖い。物理的に何も見えないって怖い。ちょっとの段差ですっ転んだし。嫌だし。

次はなんだっけ。なんか暗い中で、光がめちゃくちゃ点滅してるの。なんか。うん。えーとなんだっけ。んーと。思い出せんな。ストロボとかあったな。

その中で色々撮影をしていたら、リスちゃんのベストショットが撮れた。LIVE後の決めポーズみたいになったのだ。リスちゃんは「私これアイコンにするわ」と言っていた。

私も撮れた。リスちゃん曰く「米津玄師のフラミンゴみたいなジャケットみたいな感じ」らしい。私は米津玄師を知らないが、有名な歌手に例えられるのはありがたい。

最後は…なんだっけ。ボックス?に入って動くやつ。ライド型のアトラクション。完全に名前を忘れた。

点滅するトンネルをくぐりながら進んだり戻ったりするのだが、その間は目を開けているのだ。上を見たり横を見たり前を見たりすることで、様々な錯覚が体験できるのだという。

そんな説明を受けたので見てみたが、残念ながら私にあまり錯覚現象は起きなかった。目の前の穴が歪んだりするくらい。

あ、それが錯覚現象か。そっか。

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ちゃんとした遊び場(施設)でこんなに遊びまくったのは久しぶりだ。今めちゃくちゃ脚が痛い。体力の衰えを感じる。でも楽しかったからいいんだ。写真もいっぱい撮ったからいいんだ。リスちゃんも楽しんでたからいいんだ。

次にリスちゃんと遊べるのはいつかなー。楽しみだなー。