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2日でアボカド2.5玉分食べた人

昨日の夜、コンビニで冷凍アボカドを買った。

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友達からはたまに理解されないこともあるが、私はアボカドが好きだ。

まるっこい見た目。
パカっと開けたら恥ずかしそうに「こんにちわ…」と出てきてくれる種。
濃厚でクリーミーな舌触り。醤油をかければ大トロにも変身できる。
どこを取り上げても最高だ。

そのアボカドが、売っていたのだ。ローソンに。2.5玉分。
カゴの中には既にミートドリアが入っていたが、どうしても欲しい。
今買わないでいつ買うんだ。ローソンとかあんまり行かんぞ。

そう自分に言い聞かせ、昨晩買ってしまったのだ。

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家に帰って一旦考え込む。アボカドとはいえ冷凍だ。
時間をかけてゆっくり解凍するのもいいが、どうせなら一緒に食べたい。

結局、ラップ2枚に包んでレンジで40秒チンすることにした。
冷たい氷の国は、お気に入りのとろとろブランケットになった。

まずはそのまま食べてみる。うん、相変わらず美味しい。
次はドリアに載せて食べてみた。これはこれで合わないわけじゃない。
その日は半分くらい食べてしまった。

でもまだアボカドは残っている。明日も私はアボカドを食べられる。
明日はどんな食べ方にしよう。醤油をかけてみようか。

幸せな気持ちで眠りについた。

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次の日のお昼ご飯で、私はアボカドを食べ切った。
それはなぜか。ただアボカドが美味しすぎたからである。

朝ご飯は食べなかった。お昼ご飯の間に一気に食べてしまったのだ。

お昼ご飯は海老のパスタだった。これが非常に美味しかったのだ。
「これこそアボカドと合わせよう」と思った。
袋に残っているアボカドを全て出し、ラップに包んでチンした。
それをパスタの上に乗せて、和える。食べる。幸せになる。

気づいたら、アボカドは全部なくなっていた。悲しくなった。
大好きな食べ物がお皿の上からなくなってしまう。これほど悲しいことはない。
私はたった2日で、アボカド2.5玉分を食べ切ってしまったのだ。

また会おう、アボカド。私はそなたを待ち続けているからな。