がんばった日には、ご褒美を。
昨日はよくがんばった日だった。
身体も心もクタクタになってしまった。
こんな日にはうどんが食べたい。
やわらかくて、やさしい味のがいい。
よし、行こう。
うどん屋さんへ行こう。
おいしいうどんを食べよう。
◥█̆̈◤࿉∥<ウドーン
てことで食べてきた。
南高梅となめたけおろしの肉うどん。
この季節限定だ。
私はこういう、『このシーズンしか食べられない○○』みたいなものが大好きな人だ。
だから今回はこれにした。どれも美味しそうなのだが、あえてのこれ。
ここのうどん屋さんのいいところは、食券を買ったらすぐにその品が出てくるところだ。本当にすぐ。「さーてどこに座ろうかな」と席を探しているうちに呼ばれる。その間わずか20〜30秒。(こめつぶ体感)
どうしてそんなにすぐ出てくるのか。私には分からない。ワカラナイ。誰か教えてー!おじいさーん!
予め1玉が用意されてるのかな?うどんのスープも、専用の蛇口から出てる仕組みだったりするのかな?
もしそういう蛇口だったら、それ欲しいな。家の蛇口の「冷・温」とは別で取り付けたいな。お味噌汁のスープだけを飲みたい日があるように、うどんのスープだけを飲みたい日ってあるでしょ?あるよね?あれ?ない?ないの?なくても大丈夫です。生きていけます。
わかってるよ。めんどくさいよね。
でも!!でもさ!!
効率悪いなーとか、車だったら即売り飛ばされてるぜとか、そんなことはどうでもいい。今は目の前にうどんがあるのだ。今はうどんことを考えよう。
改めてうどんをしっかりの覗き込んでみる。うどんのスープ、梅、牛肉、生姜…様々な匂いが混じり合っている。
いざ、ちゅるちゅるめんめん。
◥█̆̈◤࿉∥<ウドーン
熱いのでふーふーしながら食べる。
口に入れたうどんは、コシがあるというよりもやわらかい。
もちもち、もちもち、とした食感だ。
生姜の香りがする。
なめ茸は甘すぎず、かといってしょっぱ過ぎもせず。大根おろしと食べるとちょうどいい。
梅は箸で持った時、『ふにゃっ』という擬音が聞こえてきそうだった。優しい酸味。それをうどんと、うどんに絡んだスープと一緒に味わうのだ。種は入っていなかった。最高。梅単体で食べるのも良い。梅が好きでよかった。
牛肉はスジ(?)のおかげで、『しっかりしたお肉を食べている』感がある。牛丼の牛肉のように脂のくどさはない。
うどんを食べたり具材単体で味わったりお水を飲んだりしていたら、スープがちょうどいい温度になった。レンゲいっぱいに掬って飲んでみると、梅と生姜の香りが鼻に抜ける。お出汁と梅と生姜ってこんなに合うんだ。これだけで飲みたいなあ。
不思議なことにこれだけ色々な具材が載っているのに、そのどれもが上手く調和しているのだ。みんないいこで、柔らかくて大きなうどんの椅子に、分け合って座っているイメージ。そしてその上にはうどんのスープのヴェールがかかっている。うどんのスープの包容力はすごい。
また来年もあるかな。
食べに行けるかな。
きっと行けるだろう。
いや、行こう。