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装ひ堂の『本の戯言』

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本について、思うことをつらつらと。
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#装丁

買うべきか、買わざるべきか。

何の当ても無く、ふらりと立ち寄った書店で、文庫本(若しくは単行本)を買う。もちろんその本が、好きな作家のものであれば当然手に取るものだけれど、初めて聞く名前の作家だったら…? 何を基準にして、手を伸ばすのでしょうか? 私の場合はやはり、装丁かなと思います。 初めての作家の本を、しかもハードカバーで購入するという、一種の賭け。「面白くなかった」、それは即ち敗北を意味します。それでもまぁ、文庫本であれば、まだ傷は浅い。しかし、相手は二千円前後のハードカバー、失敗すれば2日間の