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装ひ堂のブックカバー徒然

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店主こだわりのブックカバーについて。
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2019年4月の記事一覧

ブックカバーは皆同じ…?

ブックカバーを製作するようになって思うことは、布製のブックカバーというものは、簡単に作ろうと思えばいくらでも、省略ポイントがあるものなんだな、と。 乱暴に言ってしまえば、(本の厚さ調節など考えなければ)一枚の布の両端を折り曲げて縫えばいいだけ。 裏地や栞だってつけなくてもいい。 仮に厚さの調整ができるようにしても、『抑え』(写真のベルトの部分)は既製品のゴムやリボン、平たい紐で代用できる。 そんな風に、ブックカバーなんて作るのは簡単だと思っている方は、布のブックカバー

ブックカバーは好きですか?

高校生になってから、それ以前に比べて本を読むようになった。きっかけは、電車通学だったから、という単純な理由。家人に本好きがいたため、買わなくても本は私設図書館状態であり、私は中でもクリスティやクイーン、チェスタトンといった、古典と言われる海外ミステリにのめり込んでいった。 で。今の私はというと、本好きが高じてブックカバーを作ったり売ったり卸したりしている。 街へブックカバーを買いに出かけても意外と売っていないことに驚き、自分好みのものとなると尚更、入手が困難という現実が待