若手街弁の生存戦略④ー街弁とWeb集客ー

「紹介」から「検索」へ

前回の記事で、

『「解決すべき法的課題を抱えており、そのために弁護士を探している人は、どうやって弁護士を探すのか。」というところから逆算して、この層に即時かつ継続的にアプローチする具体的な方法を考える。』

ということを書きました。

この方法を考えるうえで、押さえておかなければならないことが2つあります。
1つは、前の記事でも触れましたが、2000年に弁護士の業務広告が本格的に解禁されたこと。
もう1つは、インターネットとスマホの普及、です。

私が独立したのは2013年のことですが、上記の広告の解禁・インターネットとスマホの普及とがあいまって、この頃には(紹介経由ではなく)インターネット検索で弁護士を探すことも一般的な方法として定着しつつありました。
(これらに加えて、法テラスの無料相談の増加等により、それまで一見顧客の受け皿だったであろう各地の法律相談センターにおける相談件数の減少が報じられるようになったのも、おそらくこの頃です。)

この「紹介」から「検索」へという流れは、「解決すべき法的課題を抱えており、そのために弁護士を探している人」にアプローチする方法を考える上で大きなポイントでした。

そんなわけで、今回のテーマは「インターネット検索経由での集客方法」です。

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