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Aちゃんの話。

小学5年生のある日。

わたしは朝登校して、トイレに入っていると鼻血が出ました。
その日は集会の日で、鼻血が出てしまったため、特別にその日は参加しなくてよくて、教室で自分の席に座っていました。
みんなが体育館に集合して話を聞いているから、誰もいなくて静まりかえっている教室にその日たまたま遅刻したAちゃんがやってきた。

同じクラスだけどそれまで話したことがなくてその日初めて話した。
トイレに血がついてないか気になっていたわたしは、トイレに水を流そうとしていて、それを手伝ってくれた。その時のわたしはそれだけのことではあるけど、とてもAちゃんに感謝していて、それから仲良くなった。

朝も一緒に登校したり、帰りも一緒に帰ったり、同じ委員会に入ったり、仲良くしていた小学生時代。

月日は流れ、中学生。

同じクラスになることはないものの、部活も同じで休み時間はいつも会っていた。 帰りも一緒に帰っていた。
多分居心地が良かったんだと思う。
『かなちゃんかなちゃん』って慕ってくれていて、わたしがいないとって感じが良かったんだと思う。

高校は離れてしまった

高校は離れてしまって、わたしも部活してて忙しかったしあまり会えなかった気はするけど、メールはずっとしていた気がする。恋愛の話とか色々としてたかなー。

わたしが短大を卒業した歳。
20歳の時にAちゃんは結婚した。
結構年上な同じ職場のひとで授かり婚だった。結婚式のときには子どもが生まれていた。
とても幸せそうだった。
わたしは親かのようにとても穏やかな気持ちになったのと一緒にわたしの役割は終わったって思ったんだと思う。
それからは1度遊んだくらいで、最近は連絡も取っていない。

もう今は3人の男の子のお母さんで
旦那さんとも仲良くて
とても羨ましいくらいです。

またLINEでもしてみようかな。
Aちゃん元気?って。

おわり。

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#Aちゃんの話

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