初恋のゆくえ

君は 変わってゆく そう
小説の主人公のように

いつか 会えない日々が
来るとわかっても 好きと言えないまま

***

同じ道 同じ教室いつも 見慣れてる 後ろ姿に
呼びかけて 振り返る微笑みに 恋をしてた

ゆっくり したたかに 育てたい
この気持ち 気づかれないように
距離を少し保って

君が 隣にいると 嬉しくて 胸が高鳴るよ
また明日 目と目合えたら 気持ちを伝える…
なんて夢見ながら


意外にも お互いの進路が キャラじゃない なんて笑った
真っ直ぐな 君の瞳に本当は 寂しくなって

わずかに 色褪せた 落書きと
響くチャイム 放課後の空
ひとつ 心に 決意

君と 過ごした日々は 楽しくて 永遠みたいに
感じてた 過去にさよなら 今聞いてほしい
ずっと 好きでした…

***

勇気 出して くれたのにな
勇気 出せず 逃げ出した
変わる 君に 追いつけなくて
そんな 私には 返事さえも出来ず

大人になったら この後悔に 向き合って 君を思うかな
初恋を 書き終えるには まだ遠い だけど生きてゆく
あの日見た 君の瞳に 私がいたこと
まるで夢みたいに

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