普遍的なもの

普遍的なものを求めるかって言われたら求めるわけじゃないとは答えたけど好きなものではある。
時代は移り変わりあらゆるものが変わっていく。そんな中で時を越えて普遍的なものというのは間違いなくあり、そういうものが好き。
どこの歴史を見ても人間がやってることが大体一緒とか。歴史は繰り返すっていう理由の一つだね。

時を越えて普遍的なただ一つの答えっていうのは意識してないだけで案外ある。
例えば生きとし生けるものは必ず死を迎えるとか。これに反論するには死なない生物を探さないといけない。
……いるのかな。知らないだけでいてもおかしくないんだけど。なんかほぼ無敵の虫がいた気がするけどあれって死ぬのか?
あるいは微生物の世界にはいるかな?アメーバとか分裂はするけど死ぬのかアレ。
まあこれもそんなに主語をでかくしなければいいだけの話だったりする。人は絶対に死ぬし。これは太古の昔から遥かなる未来まで変わらないものだろう。
不老不死は過去人類の夢だったけど、不死が実現したら人間の代謝が働かないしね。支配者にとっては悪夢でしかないだろーけど。
究極生命体のカーズ様でも出てこない限り覆すことは不可能。それは人間なのかっていう問題が出るけど。

要するに、普遍的なただ一つの答えっていうのは問いの立て方でいくらでも求められる。
そして意識はしなくともごくごく当たり前のものだったりする。0を発見するような話だ。それともコロンブスの卵か。
難しいのは超マクロな視点で見て普遍的なものを定義する場合だろーね。全人類はおろか全生物に共通することとか。クソデカ主語があてにならない理由だ。

MBTIの派生元であるタイプ論もそんな普遍的な答えの一つだしね。
「時を越えて全人類に普遍的に存在する、各種性格を形作るものとは何か」の答えが心理機能。
ユングはこれを証明するために自身の臨床経験だけでなく古代~近代の書物を研究したりしている。細かいことはタイプ論を読もう。
普遍的な答えを求めていないのであればMBTIを始めとした類型論を捨てることになるっていう意地の悪いことも言えたり。
とはいえ、タイプ論も完全に反論不可能かって言われたらそんなことはないだろうけど。そのうち脳とか神経科学あたりがなんとかしそう。
反論されずに共存する可能性もあるけど。この先どうなるかは興味深いけど寿命が足りるのかどうか。

類型論は割と歴史が深く、かつては四体液説なんてものを使って類型論を組み立てていたらしいね。ほかにもいろいろと出てくる。
身近なところだと血液型と性格の話が好きな人もいるし。これらもまた時を越えて類型が好まれる証拠だわ。全人類が好きとは言えないだろーけどね。


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