ないようであるようで

ないようで、ある。あるようで、ない。
例えば好きな食べ物。割と答えに困る。もちろん好きな食べ物はある。
じゃあ逆に嫌いな食べ物。これも困る。
何で困るのかって言われたらこれも困る。ないわけじゃないんだけど。困る。
そういえば拒否反応が出る食べ物は明確にわかるけど、嫌いな食べ物って何だろう……
好きな食べ物っていうのもどういうことなんだろう?
ジャンクなんかでよく言われるたまに食べたくなるとかもないかも。あれば食べたりするけど。

自分の意見はもちろんある。44問とか見れば一目瞭然なくらいにはある。
だけどその意見はどうやって導き出したのか?って言われたら困る。どうやって思いついたんだろう?
いろいろな考えとか本とかに触れてはきたけど、じゃあどんな本に触れてきましたか?って言われたら困る。
まずほとんどを覚えていない。少なくとも思い出すのに非常に時間がかかる。というか読んだ本と書いてある内容が一致するか怪しいあやふや。
そしてこの意見の元はどの本ですかなんて言われた日には何も言えない。覚えていないではなくわからないので。
さらに本の内容の細かいことは全部忘れる。大体こんなことが書いてあるくらいにしか覚えない。だからか。

そういえば理想の自分は?と言われて答えられない。理想の自分って何……?
これははるか昔からそうで、今もそう。理想の自分とか人間こうあるべきとか全く浮かんでこない。
昔心理テストでそんなことやったけど本気で浮かんでこなかったレベル。
こういう風にはなりたくないなんてのもない。むしろ自分のどこかに同じものがあるって考える。
後は夢とかなりたいものなんかも昔からよくわからない。着地点はどこ?って言われてもどこ行くんだろう……どこへ行けばいいんだろう……?
言ってみればただそこにあるがままの自分がいるだけ?

ゲームでも似たようなことは起きる。
でもいくらかマシかな。気に入ったゲームは挙げられるし。
でもやっぱり過去やってきたゲームを語ってくださいと言われたら困る。
そういえば人生を変えたゲームとかよくあるけど、そんな感覚を抱いたことないかも。
ゲームだけでなく人生を変えた何かなんてものがない。いうなれば常にどこかをたゆたっている。そんな人生。

過去の話が一番困るかも。過去あった出来事は何とか思い出せるけどその当時何を思い何を感じていたのかほとんど思い出せない。
どうしてそれを始めたんですか?と言われたら大体ただ何となくとしか言えない。
懐かしいという感じもほぼない。昔やったゲームを今やっても楽しめるかはわからないし、過去訪れた場所を再訪してもこんなんだっけ?って感じ。
とはいえ今も何を思い何を感じているのかよくわからないから変わってないとも言えるのかもしれない。

チルノはかわいいのは確か。でも改めてどう思う?とか聞かれたら困る。
どう思ってるんだろう……?ネタでなく思いつかない。
そんなこんなで今日もふと思ったり宇宙猫になったりするのである。

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