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熊大でオープンキャンパス 4年ぶり学内開催で計7000人が参加

 8月5日、熊本大学黒髪キャンパスでオープンキャンパスが開かれた。36度を超える猛暑の中の開催となったが、多くの高校生が参加し進路先を見定めた。
 昨年はオンラインでの開催となったが、今年は4年ぶりに全面的に高校生を学内に入れるフルスペックでの開催となった。黒髪キャンパスにある5つの学部ではそれぞれ説明会や模擬授業などを実施し、多くの高校生と保護者たちが案内の学生に導かれてそれぞれ興味がある学部学科を見学していた。

多くの高校生と保護者で賑わった昼休みの生協(5日=黒髪キャンパス)


 文学部歴史学科日本史研究室では学生が高校生らに古文書の読み方やカリキュラムの取り方などを教えており、見学者は熱心に聞き入り、取得可能な資格や卒業後の進路、高校の日本史と大学の歴史学の違いなどについて質問していた。

研究室での学びについて説明を受ける高校生(同=文法棟日本史研究室)

 また、キャンパスミュージアム計画の推進に学生の立場で携わる「学生アンバサダー」のメンバーら10人が学内で五高記念館やアンバサダーの活動を伝えるインスタグラムを紹介するリーフレットを配布。五高記念館前や館内での写真撮影企画も行っており、五高記念館によると普段よりかなり多い430人以上が見学に訪れたという。

五高記念館前を通る高校生。記念館を見学する人もいつもより多かった(同)

 参加者は記者の取材に「歴史学を専門で早い段階からやれるのは熊大だと思うので、第一志望で頑張りたい」(文学部歴史学科志望)、「いいキャンパスだと思う。他の大学も見学したがここは雰囲気がいいので、4月からここで学ぶことができれば」(文学部コミュニケーション情報学科志望)などと述べ、受験への意欲を語った。
 オープンキャンパス全体ではのべ7000人以上が参加した。
(2023年8月5日)



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