RTA in Japan Summer 2022 でポケモン不思議のダンジョン青の救助隊の解説をしました

解説をしました。

この記事は解説にあたって意識したこと、準備したことなどをメモした記事です。

準備編

6/28ぐらいのこと

RiJの当落発表が出てすぐ、走者のイカロすさんから解説依頼をいただきました。
以前から受かったら解説するよ~とお話していたこともあり、この辺はスムーズにすんなり決定。
この時はまだ青ダン走者ではなかったものの、割と知識は……まあちょっと持ってるぐらいの状態でした。

この名前なんだよ

7/7

打ち合わせをしました。
この時点で寄付額投票について相談・決定を行いました。
あとはぬいを買ってきてもらったり、当日のある程度の流れを相談したり。
因みにこの時点ではまだ走れるようになっていません。

宣言はまだ達成されていない
狂った奴ら

7/28

初通しを行いました。
ギリギリ宣言通り7月中にRTA覚えられました。あまりにもギリギリすぎる。
RiJ当日時点で、うちの青ダンRTA歴はまだ2週間と少し程度です。

2:44:19

この時点で2時間半は切れそうだなという目途は経っていたので、本番までの目標に設定しました。
というかここを切らないと解説の面目が保てないと思っていました。

その直後、3回目のrunで2:34:54を達成。

はやい

成長速度は他の青ダンRTA走者と比べても非常に速いと思います。(手前味噌)
また、この辺りの時点で解説の時にどういう流れで話すかを大まかに構想しています。
ストーリーの解説を大幅にカットすること、実況スタイルで行く方が面白くなるだろうなあというのを考えていました

8/4

2:29:30達成

めちゃくちゃ速い230切りでした。絶対いけるという確信はありましたが、まさかこんな早く達成できると思っていなかったのでめちゃくちゃ嬉しかったです。
まだまだ伸びしろが大きくあるタイムですが、取り敢えずここで更新は終了。
この後も通しで走ってはいましたが更新はならず、解説のことを考えていました。

8/9

RTA Racingで青ダン並走を行い、解説を担当しました。
RiJの前哨戦・予行演習という形で利用させていただきました。ありがとうございます。
この時点で解説・実況の内容はしっかりシミュレートした通りに出来ていたので、後は本番でもこれをやるだけという感じでした。
因みにこの時点で台本・資料の文字数は0です。

8/10 

解説資料を走者の皆さんに渡しました。
とはいってもほぼデータ集で、Wikiに載ってることしか書いていません。
この時点で青ダンの知識に絶対の自信があったので、敢えて台本は一切用意せずその場の実況で全てこなそうと考えての事です。
その時使った資料がこちらです。

マジで500文字ぐらいしか書いていません。
なんなら四枚目のダメージ計算についてはこの時一切使いませんでした
しかも、この資料が完成したのはなんと家を出る2時間前です。
何やってるんだろう。
この時、荷造りも終わってないし家出る前から帰りたかったです。

8/11 本番前日

夜行バスで東京へ降り立ちました。
ミンミンゼミが鳴いていて面白かったです。関西にはアブラゼミとクマゼミしかいないのだ。
智月さんと朝ごはんを済ませてから早めにRiJの会場へ向かいました。
智月さんとはごはんを食べるのももう何度目かで色々話をさせてもらって、狂った話を聞かせてくれるのがとても面白いです。
因みに、ここでも何十回か帰りたい……と言い続けていました。緊張してるせいです。
それでも色々お喋りしてある程度緊張は解れたので、この朝食密会は本当に助かりました。

写真撮ってもらった。奥が美少女。

結構オシャレ感のあるカッフェでオショクッジ
見た目の美味しそうさに釣られてキッシュを初めて注文したのですが、外殻部分が異常に硬くてナイフの刃が全く通りませんでした。
破壊王付けてくればよかったと思います。
あとナチュラルにホットティーを飲んでいるんですけど、このクソ暑い時期に何を考えているのかはうちにも分かりません。
美味しかったです。

11時前ごろに会場到着。
今回はボランティアでも参加していたので、色々なあれこれをやったりやらなかったり他の方々とお話したりしてのんびり過ごしました。
帰りたかったです。
この辺の交流等の話は聞いてくれればいつでもするので配信に遊びに来てください。

8/12 本番当日

ディスカバリー辺りの時間帯に会場入り。
前日に作っていただいたネイルを付け、その方から頂いたお洋服を着て、カラーの色の入り具合を見て「今日最高に可愛いな……!!!!!!」と確認してからホテルを出発しました。

かわいい

人生初ネイルだったので、付けてると行動が結構制限されるんだな~というのを体感していました。可愛いからテンションは爆上げです。

会場入りしてからは走者の二名が練習しているのを横目に、RTA Racingの内容を思い返しながらシミュレートしていました。
後は「このマップで神階段!!」だけは言いたいということを伝えて出番待ち。
帰りたくて仕方なかったです。

で、迎えた出番のアーカイブがこちらです。
走者は全員緊張していましたが、セットアップ中にイカロすさんが「おやすみにゃんこなのだぁ~」って言い出したのでちょっと緊張が解れました。
本物の狂人はこういう場でもにゃんこソウルを忘れないようです。

ここからは本番中に意識していたことを書いていきます。

まず、事前に「1分程度で話し始める」ということは共有していました。
うちから走者紹介をして一言ずつ頂き、後ろに座っているバックアップ走者の紹介をしたらすぐタイマー開始でギリギリ1分に収まるかなというところです。
青ダン並走に関してはこの対応が限界の速さだったと思います。

今回、解説はそこそこにレースの熱を盛り上げる為に実況というスタイルを取りました。
これは、青ダン自体が運要素に翻弄されるゲームであること、細かいテクニックの解説はとてもではないが出来ないことにあります。
このゲームのRTA的なテクニックはさらっとでも話そうと思うと1分以上の時間を要します。
その為、話している間に2階層も3階層も先に進んでしまうため、ライヴ感のある解説は不可能です。
なので今何が起きてどのように対処をしたかを的確に実況することでレースという点にフォーカスさせることにしました。

実況については2画面を同時に見て、今実況しているのがどちらの画面であるかを必ず最初に言うことだけは意識していました。
画面左側イカロすの画面」「画面右側ぴぃの画面」というのを前に置くことで、視聴者が今どちらを見ると面白いのかが分かりやすくなります。
そしてこのスタイルにする上で障害となったのが敬称の存在でした。
RTA Racingではそれぞれに敬称を付けて解説していたのですが、場面の移り変わりが思ったより多く名前を呼ぶシーンもその分増えることが発覚したため、テンポが削がれてしまうという問題が浮上しました。
格ゲー等のe-Sports配信では選手に敬称をあまり付けずに実況することが多いということを思い出したのもあり、今回は敬称を外すことにしました。これは走者二名にお伝えしたところ、快諾してくださいました。

因みに、うちはスマブラ配信者で名実況者であるオムナオトさんを尊敬しています。
今回の実況もその影響を多分に受けました。
オムナオトさんいつも見てます。勝手に参考にしました。ありがとうございます。

実況中に意識したことは2つあります。
1つ目が正しい情報と正しい用語を使うことです。 
ポケダンはデータがかなり複雑というかデータを理解していないといけない部分が多いです。
例えば出現する敵がどこからどこまでなのか、危険な技は何か、この辺りを正しく把握していないと思わぬ事故死が起きます。
このデータの部分が先に紹介した原稿の内容です。
正しい用語についてですが、ポケモンというゲームは俗語・略語がものすごく多いゲームです。
ポケダンに於いても例外ではなく、略称や俗語が多数存在します。
今回の解説ではそれらを出来る限り排除しました。
ただし、本筋と関係のないネタについてはこの限りでなく、分かる人にだけ分かればいいので略語や俗語をバンバン出してポケモンオタクになりきることにしました。
本筋と関係がないことについては敢えてそのように分かりづらくすることでネタの深みが増します。
そして気付かれなくてもRTAの本筋には関係が無いので問題になりません。
具体的にはカメックスVSグラードンのくだりの辺りを見てくだされば言っていることが分かると思います。

2つ目はミームを排除することです。
うち個人が別のゲームのミームを使うことがあまり好きではなく、走者二名についても同じ事を仰っていたので、ミームは一切発言しないことにしました。
実際チャット欄でもミーム使用は少ない方だったと思います。
次のゲームのポケモンレンジャーにポケダンRTAのネタが若干引き継がれてしまったことはありましたが、それについては同じシリーズのゲームであるという観点からある程度しょうがないものなのかなと思います。
順番が逆ならポケダン側で同じような結果になるはずです。
その後の無関係なゲームまで引き継がれることがなければいいとしています。

今回の解説・実況は今の自分の実力の最大限を出すことが出来たかなと思っています。
実際見返しても面白かったです。
プレイの参考になる部分も物凄く多く、今から青ダンを始める人が教科書にすべき内容だなと思いながら見ていました。
あの場で解説させていただきまして本当にありがとうございます。
今後もよろしくお願いします。

最後に

RTAイベントで解説に困ったらいつでもお受けしますので、お気軽に相談してください。
今回のような実況スタイルはもちろん、話し相手やガヤのような役割でも構いません。
今後とも美少女の活動を応援よろしくお願いします。

おまけ

走り終わった後、青ダンRTA勢でスーパーマリオパーティをしました。

サイコロの出目が「1,2,2,3,5,1」みたいな感じで、ノーマルサイコロを殆ど使っていたのにほぼ前進出来なかったので引退します。
因みにイカロすさんはドンキーサイコロで0を出しまくっていました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?