仕事はやりたいものではない

仕事はいつだって辞めたい。
ニートになりたいという文字通りの意味で仕事は辞めたい。
よく「仕事をしていなければ何をしていいかわからない」と言うのを耳にするが、私には全く理解出来ない。
仕事を辞めたい理由のほぼ全ては、単純にゲームを出来る時間が減るからというところに尽きる。
私は別にゲームが上手いわけではないが、物心ついた頃から今までゲームをしない日が無かった。だから並よりも少しゲームが上手いポジションに収まっているに過ぎない。何故ゲームをするのか、ゲームが好きだからだ。
とにかくゲームがしたい。ゲームをするためには時間が必要で、働いているとその時間がどんどん奪われていく。叶うのならば何時間でも何十時間でもゲームに心血を注ぎたいのだが、生きるという枷をはめられている限りこの血は止まったままなのだ。
仕事が苦しい訳ではない。むしろ楽しいし人間関係もそれなりに良好だ。自分に合っている仕事だと思う。でも今すぐ辞められるのならば辞めて永久にゲームだけしていたい。
プロになれるとは思っていない。ゲームだけで生活が出来るとも思わない。私のゲームの腕前など素人に毛が生えた程度のものでしかなく、一つのゲームに人生を捧げている人とは到底比べ物にもならない。
それでも、私は今すぐにでも仕事を辞めてゲームをしていたい。
ぼんやりと思いながら電車へ乗り込んでまた仕事へ向かうために家路につく。いつか叶う時が来たらいいよな。

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