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コロナ禍のお祭りと地域の葛藤とは。

告知用のnote更新です。
参画している一般社団法人マツリズムで、主に私が作成した「ハレの日インタビュー」のインタビュー記事が公開されました。

ライターとしては力不足ということに尽きるのですが、インタビューで得られた情報が濃密すぎて情報を絞り込めず、結果として超長文になってしまいしました。
さらに、なんとインタビュー実施は2月だったので、公開まで半年近くかけてしまったという情けなさ…
ですが内容としては、きわめて普遍的な地域の悩みを表すことができたつもりです。

マツリズムの「ハレの日インタビューとは、例年ではお祭りが開催されるはずだった予定日(ハレの日)を、お祭りの中止(あるいは縮小)というきわめて異例の状態で迎えてしまった担い手さん向けのインタビューです。

中止の背景にあるストーリーや、率直な心情や悩み、今後への決意などを伺い、記事として公開することで、全国で同様の悩みを抱える地域への共感の拡大や、ある種のエンパワメントを意図しています。

今回インタビューさせていただいたのは、私の故郷である愛知県蒲郡市のお祭り「三谷祭」の担い手さんで、中区若獅子会の山田晴寿会長。
コロナ禍の中でのお祭りに対する無力感や地域の賛否、これからの懸念、そしてそれでも実現させたい願いについて赤裸々に語っていただきました。

今の三谷祭は、肩を組んで大声で地唄を唄う練り込み、一升瓶による酒の回し飲み、篠笛による飛沫、子供が乗る、密そのものの山車の上、踊りに使うお面などで構成されるので、コロナとの相性が非常に悪いでしょう。

とは言っても、そこにマスクやフェイスガード、ソーシャルディンスタンスなどを取り入れると、もうこれまでの三谷祭のやり方とは全く違うものとなってしまいます

もしかしたら、そこまでするのならばお祭りをやらない、という人も出てくるかもしれません。

例えば今年(2021年)、コロナに配慮した形で、ある程度カスタマイズしたお祭りをやってみることはできるのかもしれませんが、「やっぱり何か違う」という反応が予想されます。
これまでとは全く違う形になってしまい、みんなのやる気がどこまで継続できるか、もしかしたらお祭りを離れてしまう人が出てくるのではないかと、考えるほど怖くなります。
そういう意味で、今は厳しい状況だと感じています。

(上記記事より)

私達くらいの世代だと、三谷祭は絶対に途絶えさせるわけにはいかず、継承しなければならないと思っているはず。
ですが、それは若い人の感覚とは違うかもしれません
(上記記事より)

コロナとは関係なく以前からの取組ですが、若獅子会の「女子部」として、高校生以上の女性がお祭りに参加できる枠組と体制を作っておきたいと考えています。
会長続投の目的としては、それが大きなところです。
(上記記事より)

ご関心ある方は、上記リンク先の記事まで。

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