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人生邂逅 ・まなび編         ◆体験談から -36 =後編=

”1万人の第九” を歌い終え、余韻に浸りながら

16日(土)にTV放送を視聴し、改めて緊張感と感動が蘇ってきました。

しばらく余韻に浸りながら、いろいろと思いめぐらしたのですが、
まず、なぜ参加を決断するのにあそこまで悩み抜いたのか。 

ボイトレの仲間から、2月の時点で誘いがあり、決断したのは6月。
振り返ってみると

1.ことの重大さにビビった
   
 1万人の合唱団、プロのオーケストラとのコラボ、世界的指揮者である
 佐渡裕さん、
 さらには、テレビでの放映。

 そこに参加するって!? 

2.難度の高さ  

  合唱は初体験、ドイツ語で、かつ暗譜する
 
  これは、むしろ練習に通い始めてから一層強く感じるようになり
  ました。
 
  練習を進めるごとに、とてもではないが3か月、週1回やそこらで
  暗譜などできるはずがない! と

  しかし、ここで救世主現る。

  2か月ほど経ったときに指導の先生から「勇気ある撤退」
  
をしてください。  と言われ、靄が晴れました。

 これほど、心に響く言葉はありませんでした。

3.気負い 

  失敗したくない、恥をかきたくない  
 
  これは、私の性格から来るところで、

  ことさらに自分の存在を大きく意識し、不必要なプレッシャーを
  かけてしまう。

  自分一人で、合唱団を背負っているかのように。

  とても滑稽でばかげているのですが!  これが私!?

さらに、
今回の経験から得られたことに思いを馳せました。
いくつもあるのですが、
二つを挙げるとすると

1.向学心が湧いたこと

  第九について、ベートーベンについて、その時代背景について
  もっと、きちんと知りたいと思うようになりました。

  まずは、第九の歌詞をもう一度ていねいに学んでみようと思い、
  さっそく本を購入しました。

2.自己効力感が高まったこと

  行動を起こすことで、道が開ける

  自分を信じて行動することの大切さ。を改めて感じることができ
  ました。

  決断し行動する。

  わたしは、比較的得意な方だと自負していたのですが、
  今度ばかりは、躊躇し、びびり、尻込みしてしまいました。

  守るものなど何もないのに。です。

  ボイトレ仲間の熱心な誘いがなければ、きっと実現していなかった
  でしょう。

  始まってから幾度も後悔しましたが、それでも走り切れた。
  仲間の励ましはもちろんですが、もうひとつ最大の後押しは

  「勇気ある撤退」との出会いです。

来年は、「勇気ある撤退」のお世話になることなく、走り通してみようと誓っています。

 


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