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2004年デビュー組大集結LIVE!いろいろあったけど、俺たちずっとも!〜芸能生活20周年記念SP〜 感想

2024年3月26日、IMMシアターにて、『2004年デビュー組大集結LIVE!いろいろあったけど、俺たちずっとも!〜芸能生活20周年記念SP〜』が開催され、劇場に足を運んでまいりました。



【出演芸人】

*東京9期*
サルゴリラ
しずる
ハリセンボン
中村ひでゆき
ライス

*大阪26期*
アキナ 山名文和
かまいたち
天竺鼠
藤崎マーケット
守谷日和

MC
マヂカルラブリー 村上


吉本興業の養成所"NSC"を2004年に卒業→芸人デビューした東京9期と大阪26期。東京と大阪で出どころは違うものの、同期にあたる芸人たちが一堂に集結。とても素晴らしいライブで、このひとときを文章で残したいとライブ終了後から直ぐに思い、記事をしたためさせていただきました。

※ここから先はライブのネタバレありの感想となっております。ネタバレゼロで配信を見たいよという方は特にご注意ください⚠︎

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*開演 MC・9期26期 登場*

舞台の緞帳があがり、MCマヂカルラブリー村上さんの登場と共にライブの開幕。
村「なんで僕がMCなのか。同期でもなければNSCも出ていない僕が。一番関係ない人間ということで呼ばれたのでしょうか。」
と冒頭おっしゃってましたが、先に言ってしまうとこのライブ、村上さんがMCなのは大適役。
MCも含め同期だけ空間になってしまうと、皆絶対楽しくなっちゃってフワフワしたり歯止めが効かなくなる感じになる、9期26期はそんなイメージの方々なので(笑)皆を上手く、時に辛辣なツッコミも交えながら(笑)まとめ、話の脱線も最小限に抑えライブを時間内におさめる見事な仕事ぶり。村上さんも9期26期のエピソード話を新鮮な反応を交えながら楽しく聞いていらっしゃってました。素晴らしい進行でした。

村上さんの声かけと共に、9期26期が1組ずつ、客席の出入口扉からの登場。上手側の扉からは東京9期。下手側の扉からは大阪26期。舞台上ではなく客席経由で登場するのは粋で嬉しい演出ですよね。大盛り上がりでした。


*2004〜2023年 9期26期の年史振り返り*

様々なエピソード話が出てきた中で、印象的な話題をいくつかピックアップ

[NSC時代の話]
実力によって振り分けられるクラス編成。大阪NSCはA・B・Cの3段階編成、東京は選抜と普通の2段階。一部を除いて(笑)、今回のメンバーだいたいトップクラスのA/選抜にいたというのが流石だし納得。
山内さんがCクラスにずっといた中、濱家さんがAとCに行き来していたのもあり、後々"鎌鼬"を組むようになったってエピソードは、今となれば奇跡の出会いだよね。
卒業ライブにて、ライスが組織票掻っ攫おうと友人たくさん誘ったのに、その友人たちが公平なジャッジをしたため票が全く入らず結果12位だった話も面白かった(笑)

[26期の同期旅行]
田崎さんが旅程考えたり旅のしおり作ったりカメラ係したりするの、解釈一致すぎる。面倒見とても良さそうだもんな田崎さん。
MCの村上さんが「同期で旅行なんて意外。ピリピリしてて、旅行なんておもろないやろっていうような人たちのイメージだった」って言ってましたね。26期の中では「確かに先輩にもさぶいって言われたけど、敢えて仲良くしようで良いんじゃないか?」ってことだったみたいだけど、このスタンスは9期にも通ずるものがあるなと。東京も9期の代からやわらかい雰囲気が出てきたって話を聞いたことがあるので。
そして東京も大阪も、同期旅行こいつ誘われた?誘われてない?論争が勃発。純さんvs田所さん・濱家さんvs守谷さん、決着を着けんと写真で一言バトルで大盛り上がりでした。

[若手時代の謹慎処分ラッシュ]
純さん・トキさん・山名さん・濱家さん…みんなやらかす理由が理由で若気の至り全開だなぁ(笑)そしてやらかしてないのに、連帯責任で相方のKAƵMAさん・田崎さん・秋山さん・山内さんも説教に巻き込まれる始末(笑)
しずるの謹慎処分話はもう何度聞いたことか…。純さんが遅刻営業飛ばした理由が酒由来と発した途端"もう酒はこの辺から始まってるのですね"の一言は笑った(笑)
トキさんが北海道出禁話は初耳でございました。4時間車内で説教されっぱなしは発狂もん。プライベートでは来ても問題ないはずなのに、両手に大量に白い恋人持って帰った話はめっちゃ笑いました(笑)

[2007年〜 賞レース決勝常連話]
東京はハリセンボンのM-1・しずるのKOC、大阪はかまいたちの関西賞レース・天竺鼠のKOC……まだまだ芸歴も短い中、この時代から既に頭角を表し出すのがほんとにすごい。同期が先に決勝に行く姿に焦りだしたり、嬉しいことなのに優勝されるのはしんどく思ったりする感じは胸がキュッとなるな。
ここからほぼ毎年立て続けに、2023年まで、全メンバーが賞レースで大活躍/優勝してゆく姿は本当にカッコいいなと思います。アキナを始め皆んな何度も何度も決勝に行くもんだから、「よう出とるなぁ」「すごいなぁ」の一言がちょくちょく飛び交ってたのも良かった。

[CDデビューラッシュ]
・ハリセンボン『ともだちのうた』
・5uppers(山内さん)『それぞれのストーリー』
・藤崎マーケット『天下無敵のエクササイズ』
どれも会場の人たち誰も口ずさめず、「歌えよ!!!怒」の喝が入る始末(笑)そしてCDがあんま売れてない(泣)
私この中だと学生時代5uppersは聴いてたんだけど…すみません歌い出せませんでした(怒られろ)。ラストの山内さんのラップ歌い出し「そろそろ本気だしてみようかな~」は歌えます(笑)

[濱家さんと中村さんの仲]
ここの仲が長くて深くて、何よりは暑苦しくて毎回喧嘩する間柄なのは昔から聞いたことはあって。でも詳細なエピソードは知らなかったのでここでようやく聞けたなぁという感じ。タクシー代の投げつけ合いはヤバい(笑)
ここでなぜかトキさんvs関町さん→関町さんvsKAƵMAさんの"あっち向いてホイ"対決が勃発。なぜこのメンバーがバトル始めたの(笑)そこからボケを始めるサルゴリラ(お二方らしさ全開の仲良くわちゃわちゃあっち向いてホイ)→川原さん(1人であっち向いてホイ)も大爆笑しちゃいました(笑)

[ハリセンボンの過酷な番組収録話]
おはスタの話、10カラットの話……話を聞くだけでもはるかさん胸が痛む……
特に10カラットは私も当時見てたので、過酷企画のことは分かってるし懐かしい。コンプライアンス面で今じゃ絶対放送無理。でも久々に10カラット話が聞けて私的には嬉しかったです。

[大阪26期 東京進出話]
・2016年 天竺鼠
・2018年 かまいたち
・2021年 守谷日和
が東京進出。印象的なのが守谷さんのエピソード。皆んな各々肩書きをもって進出してくるものなのに、しかもコロナ禍に、何も肩書きを持たぬまま唯一21年に東京進出した守谷さん(笑)守谷さんしかも2020年のコロナ禍無観客R-1経験者でもあるし、唯一無二の経験を経てるんだなぁ。

[東京9期 2023年話]
・ライス グリーン車になる
・サルゴリラ KOC優勝
・ハリセンボン 事務所移籍
2019年〜2022年にかけて、9期のエピソードが少なくて物寂しく思いましたが…2023年の立て続け感は良いですね。他にも今回は不在だったけど囲碁将棋もブレイクを始めたり。かまいたちを始めとして26期の力が台頭してきた印象がここ数年強かったけど、一方で9期もここ1・2年で力を見せてきてる感じ。とても良いなと思います。

こんな感じで、様々なエピソード話が出てきました。
東京9期の間/大阪26期の間柄では何回も聞いたことあるはずのエピソードでも、相手方にとっては初耳なことだらけ。東西こんだけ長い付き合いでも「へぇ!」「そうなん?!」っていう新鮮な反応がたくさん飛び交っているのも良いなと思いました。


*目指せ20回 大縄跳びチャレンジ*

"いろいろあったけど、ずっとも"な同期の絆が本物か。確かめる企画。
「お時間がないので1発で成功させてください」というマヂラブ村上さんの畜生発言も飛んでおりましたが(笑)鬼難易度だものそりゃ1発で成功するのは難しいもんで。
前半は守谷さんが飛べずに責められてたものの、児玉さんも飛べてなかったの見えてたぞ(笑)?後半は田所さんが飛べずに責められ始めたところから、1人だけで居残りチャレンジ(笑)メンバーほぼ40代の皆さま、ヘトヘトになりながらも(主に田所さん)、ONE TEAMになって頑張っておりました。


*サプライズ企画*

サプライズゲスト:ゴールデンボンバー 鬼龍院翔

ゴールデンボンバーの代表曲『女々しくて』を披露。これはとんでもないサプライズ。この瞬間、"これどうしよう……私とんでもない空間に来てしまった……"と半ば理解が追いつかないまま、貴重な瞬間を楽しませていただきました。
演者みな揃って、お客さんも席を立っての、踊って騒いでの大盛り上がり!特に「女々しくて 女々しくて~」のとこで、左右に動く9期26期たちがあまりに面白すぎて笑いが止まらなかった(笑)最高のひとときでした。

歌い終わった後関町さんとのバトルに巻き込まれる鬼龍院さん(笑)大喜利する鬼龍院さんを観れたのも貴重。後鬼龍院さんとKAƵMAさんの元チョコサラミが同舞台に揃う姿を現地観れたのも貴重。素晴らしいサプライズ企画でした。

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このような感じで。約2時間、濃すぎるひとときでした。
これを踏まえて言いたいことが山ほどあるのです。

まずは、目がマジで足りなかった。
誰かが話し始めたりボケたりするとその人に注目が行きがちだけど、その瞬間の周りの反応もできるなら全員分目に焼き付けたいって感情でいっぱい。
誰かのお話やボケに、ケラケラ笑ったり、新鮮な反応で驚いたり、鋭いツッコミを入れたり…。全員がみせる全ての反応が愛おしかったです。

次に言いたいのが、全員が口を揃えて「楽しい」「楽しかった」と言っているところ。最高にエモい。
特に忘れられないのが、トキさんがライブ中によく口にしてた「つい楽しくなっちゃって」「みんなになかなか会えないから嬉しくなっちゃって」という言葉。トキさんだけでなく、これが全員共通の想いなのだろうなと。この言葉が大好きすぎて、ライブ終了後にこの言葉を思い出した瞬間も込み上げてくるものがありました。(込み上げかけてるところで、丁度タイミングよく純さんが打ち上げ写真を投稿してきました。おかげさまで涙が止まらなくなりました。)

東京9期と大阪26期が東西の垣根を超え集う姿がほんとうに好きで、「5年程前にルミネtheよしもとでやってたような9期26期の同期ライブ、また開催してくれないかな〜」と願い続けていました。でも一方で、各々とても忙しい日々をこなしてる方々なのもあり、「あの時のようなライブを開催する機会を作るのはもう難しいのかもな」という感情もずっと抱いてました。
だからこそ、ライブ開催決定の第一報を目にした時は驚きと喜びでいっぱい。よくぞ集まってくださった。念願の瞬間に立ち会えて感無量でした。

9期と26期、ライブタイトル通りここに至るまでほんとうにいろいろあったはずです。今回出てきたエピソード話だけじゃとどまらない、楽しいことも、嬉しいことも、悲しいことも、悔しいことも…。東京と大阪との間で互いにいがみあってた若手時代もな、その当時ギスギスしてたのがこっちにもなんとなく伝わってきてしんどく思った頃もあったので。
いろいろあったけど、切磋琢磨しながら、東西の壁も取っ払い絆を深めてきたこの代の皆さまがとても愛おしく思えます。そして私自身も学生時代に、ネタ番組や賞レース・baseよしもと/5upよしもとなどをきっかけに長年かけてこの代を知れて応援し続けてこれたのがとても嬉しく思えます。

スター性溢れる華やかさと怪物級の実力を兼ね備えた最強で最高の同期たち。
ライブで魅せた笑顔あふれる皆さまの幸せそうな姿、これがいつまでもいつまでも続きますように。ライブ終わりに抱いた私の願いです。
そして本日4月1日をもって皆さまは芸歴21年目。今回集ったメンバーも、不在だったメンバーも。最強で最高の大好きなこの代の皆さま全員が、これからも健康で仕事も楽しみながら実りある日々を過ごしていくことこそが私の本望です。

この絆は永遠に。一生忘れない素晴らしいひとときをありがとうございました!!ずっともな9期26期、愛してる!!!


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