見出し画像

新卒入社で活躍中!女性タクシードライバー・片岡さんが語る「ピンと来た理由」と見据えるビジョン。【kmVOICE番外編】

「DRIVERS」「kmVOICE」取材で、ご協力いただいた片岡さん。今回のnoteでは、そのダイジェスト版をお送りします。日々のお仕事と未来のビジョンについてお伺いしました。

PROFILE
2023年新卒入社 片岡さん
国際自動車東雲営業所タクシードライバー

フリーターという道もアリかも… 片岡さんの就職事情。

新卒入社でタクシードライバーとして活躍中の片岡さん。商経学部で商学・経済学・心理学について学んだ学生時代でしたが、進路選択はまったく異なる方向に…。

実は、大学に進学が決まった頃からずっと教師になりたいという思いがあったんです。実際に教員免許を取るための講義を取るなど、準備を進めていました。ただ、勉強していく過程で「自分には合わないのではないか」と違和感を覚えまして…。教育業界の仕事の厳しさは、また他の業界とは異質で。頑張ろうと思える人もいれば、私のように合わないと感じる人もいるんです。教員免許を取得した人、取ろうとした人にはご理解いただける所かと思うのですが…。やはり、「子ども達との楽しい触れ合い」だけが教育ではありませんから。

学生時代に思い描いていた夢・目標を一度リセットして、将来について考え直すことに。 自分に合う仕事がきっとあるはずだ、とある意味楽観的に捉えていたんだとか。

商学部の一般的な進路というと、銀行への就職や一般企業の経理・営業職など。数字に関わる仕事が多い傾向にあります。こういった仕事にも関心はあったのですが、元々目指していた業界とは違いすぎて。実は私、某テーマパークでアルバイトをしていた経験がありまして…。無理に就職活動しなくても、しばらくフリーターという選択もありかなって。

こんな働き方があるのか!
タクシードライバーの仕事に、ピンと来た。

「フリーターでもいいかな…」と結構思い切った選択を視野に入れていた片岡さん。 アルバイト仲間の中にも、同じ考えの人が多かったそうで。

今の仕事が楽しいから、しばらく続けてもいいかな、と思えて。比較的自由に休みを取ることができるので、働きやすさという面でも不満がなかったんです。実家暮らしだったので、収入面でも困らず…。ただ、いざ就職活動の時期になると、若干不安になって(笑)。それに、なんとなく接客の仕事なら向いているかもと思って。接客業を軸に企業を探してみようと思ったんです。

業界を絞らず始めた就職活動。さまざまな業界・職種について調べる中で、タクシー会社はピンと来る物があったといいます。

接客業の仕事がしたいというのはもちろんのこと、先に申し上げたように「自由に休みを取れる」「働きやすい」というのは、切り捨てられなくて…。もちろんフリーターではなく正社員としての就職なので諦めなきゃいけない部分だと思っていたんです。ただ、説明会でタクシー業界の実態に迫ると、休みがしっかり取れる上に高収入。「そんな世界があるのか…!」と驚きました。学生時代は休みの度に出掛けて。実家暮らしゆえに、金遣いが荒くて(笑)。タクシー業界なら、頑張り次第でその生活が続けられるのでは?…なんて(笑)。

次の目標は班長職!
周りの人達に寄り添える存在に。

タクシードライバーの仕事が始まり、最初の頃はいくつか不安に感じることも。車内ではお客さまと二人きりになる際のコミュニケーション力については、今でも日々勉強中とのこと。厳しい、営業所の仲間達の支えがあって働き続けることができているといいます。

タクシードライバーの仕事は、一人で乗務に挑む孤独な戦い。ですが、それはメリットでもあって。周りの目を気にしすぎず、自身で責任を持ちながら働くことができるので、集中できるんです。決して、一人きりで働いていてさみしいという感覚はありませんよ。それより、同じように孤独な戦いに挑んでいる仲間たちがいるということが心の支えになっています。営業所に戻ってくると、それぞれのドライバーが日報を書くんです。営業所の中にある大きめの机にみんなが集まって…。そこで私、「ちょっと聞いてくださいよ~!」ってなテンションで話し掛けちゃうので…(笑)。 落ち込んだまま以降の仕事に持ち越すのって嫌じゃないですか。自分だけじゃなくて、他にも辛いことがあったドライバーがいるかもしれませんし。とにかく、話す機会を作って自由に発散することが大事だと思います。

一人「孤軍奮闘」で働くイメージの強いタクシードライバーの仕事。実は横の繋がりの強い、チームプレイでもあるようです。

貴重なお話をありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?