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進化論の誤用について考える

最近、「進化論の誤用」が騒がれていますがそもそも進化論って何?という事を考えてみました。

ビジネスの世界ではよく、生き残るのは大企業(大きい者)でも、権力者(強い者)でもなく、変化に対応できる企業だ。

というように言われていました。

これも正確にいうと誤用に当たるのだと思います。

調べてみると、進化論では、自然選択により、環境に適していない個体は生き残れず、たまたまその環境に適した個体が生き残った。という解釈でした。

政治家や権力者が少し表現を変え、聴衆に変化を受け入れてもらうために「変化に対応できる者だけが生き残る、だからこの考えを受け入れてくれ!」というようになったのではないかと思います。

これから変化しますから受け入れて下さいね。というのと自然現象により、変化してしまった環境にたまたま適していたよ、という事では大きく意味が違いますよね。

しかし、誤用とはいえやはり強くても変化に適応しないようなビジネスはつぶれていってしまうと思います。

例えば、今は飲食店ではテイクアウトや、デリバリーに元々適していたお店は売上は上がっていて、適していない、またはやらないお店は苦境に立たされています。

今は、強く(資金力)、賢く(戦略)、変化(適応力)出来るようなビジネスでないと生き残れない時代になってきています。

環境の変化にいち早く適応し、変わる価値感から価値を見いだして提供する事がより一層求められるのだと思います。

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