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わかっているけど出来てない「組織の5原則」

経営で悩んでいたとき、師匠から「基本を守っていますか?」と言われたことがありました。

つまり「”組織の5原則”を守っていますか?」という意味でしたが、たしかにほとんどの原則が守られていない状態だとわかり、愕然とした記憶があります。

基本はやはり大事なのです。

本日、この5原則について所長たちと勉強会をしましたので、その資料を共有します。

組織の5原則
1.責任と権限の一致
2.指揮命令系統の一元化
3.スパンオブコントロール
4.専門化
5.権限移譲

すべて当たり前に聞こえますが、それぞれ突き詰めると、すべて人間心理を突く深い原則だなあと思います。

これらが守られていないと、以下のような声が出ます

・責任はあるが権限がない!いったいどうやって責任を果たせというんだ!

・評価者でもない上層部から、自分の上司を飛び越えたところから指示が 飛んでくると夜も眠れなくなる

・フラットな組織といえば聞こえはいいが、中間管理職の数を減らすもんだから、部長の私一人で30人の一次評価をしなければならない。非常にプレッシャーを感じる

・人が足りないからという理由で多能工化をさせられているが、どれも中途半端にしかスキルが上がらないので将来が不安

・現場の手が足りないから、管理職になってもフォークに乗らざるを得ない。トラブルが起きたときやクレームが来たときには対応が追いつかないのではと不安になる

このような状態を放置しているとエンゲージメントが下がり、生産性も上がらず、離職も増えることでしょう。

組織を考えるときは、まずはこの基本が守られているかの総点検から始めたいものです。

takaでした。