2022/8/8 (月) - 夢、かゆみ、一抹の救い

夢。
いつもよりは少しちゃんとした…と言っても白いシャツにジーンズでないズボンといった程度だが、そんな格好で居酒屋に入る。上着を預け、名前を告げると、掘りごたつ式の卓に案内される。なぜか個室ではない。
黒い薄手のニットを着た女性とその家族か友人が座っている。斜め後ろからで、顔は見えない。
この女性が見合いの相手か。

そう、お見合いなのだった。なぜこんなことになったのかは、夢なので、わからない。まったく気乗りしていないので、自分の意志でないことだけはわかる。

その女性と対面の席につく…が、ずいぶん距離がある。相手の顔がまるでわからない。いつぞやロシアとフランスの大統領が会談したときのような、5メートルほどもあるテーブルの端と端。
それに戸惑っているうちに、いつの間にかその長いテーブルには料理がズラッと並べられ、女性の親戚一同20名ほどが集まっていた。

自分のところには、入れ替わり立ち替わり、親戚が顔を見にやってくる。自分は、正直うんざりしているのだが、ギリギリ失礼にはならないような態度で応対する。
そんな自分に怒ったり、不機嫌になったりする人はいない。馴れ馴れしくはあるが、田舎の親戚のように素朴で善良な人たちのようだった。

中には作業服を着た3~40代の男性もいた。〇〇建託の者だと、少し誇らしげに言う。自分は「〇〇です。フリーランサーです」と返しておく。小指にタコができていて、手にはなにか粉っぽいものが付いていた。…自分を大きく見せようとするところはあれ、しっかり仕事をする人のようだった。
住宅関係の話になり、最近は波板も楽に設置できるようになった…といったことを自分は言った。すると「話せるやつ」という評価になったらしい。満足気に去っていった。

横に座っていた、見合い相手の友達か妹らしい人物が何かを言ってきた。マスク越しなので何を言っているのかよくわからない。ピンク色のマスクの一部が呼気でシミのようになっているのが妙に気になった。
よく聞こえないので生返事をしていると「明日は~やから行かれへんやん」と言われる。何のことやら。さらに、明日は何をしているかと訊かれる。

明日はいつもどおり家で仕事をして、母親の介護をして…と返事をしかけて、ふと、この人たちは自分の素性をわかっているのかなと疑問を抱く。
あなた方が見合いの席に呼んだのは、要介護の親を抱えた、目下着々と禿げつつある、収入不安定な中高年のおっさんなのだが。

何で見合い相手に選ばれたのか。自分もなぜこの話を受けたのか。誰か別の人と間違えてはいないのか。そもそも見合いはこんな大勢でするものなのか。ホント、珍妙な夢だな…。

と、ここで不意に、これは夢であると夢の中で自覚する。目が覚める。
スマートフォンを確認するとまだ6時半だった。夢の内容をメモしてから、もう一度寝直す。

そう言えば、見合い相手の女性がどんな顔だったかは、結局最後まで見えなかった。

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寝直して、8時半頃に起床。重量級の夢のせいで、あまり目覚めはよろしくない。
今日は一日を通して晴れるらしく、洗濯機を回す。

9時半頃、ケアマネさんより電話。母が、体がかゆくて背中を掻きむしる。塗り薬で改善傾向だが、皮膚科に連れて行こうかとの提案。迷ったが、お断りしておく。
改善傾向にあるなら、それでしばらく様子を見よう。塗り薬が乏しくなりそうとのことだったが、効果がそう変わらない市販薬もあるので何とかなる。ケアマネさんのご厚意に甘えすぎるのも良くない。

だが、洗濯物を干す際、母の肌着の背中部分に血のシミがあるのを見て、断ったのは失敗だったか…と、ウジウジ考える。


日中、仕事と家事をほどほどにこなす。
夕刻、母がショートステイより戻る。大きな問題はないが、やや多動傾向。落ち着きがない。

安倍元総理が銃撃されて1ヵ月。今日も母は、ニュース音声が耳に入ると「安倍さん、死んだんか?」と訊いてきた。もう、毎度恒例になりつつある。母の頭の中では安倍さんがいつまでも生きている…と考えれば一抹の救いはあるか。

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新型コロナ。8/8午前 (日本時間) の時点で死者数増加が、アメリカ12人、インド40人強、ブラジル40人弱、ロシア40人強、メキシコ90人弱、イギリス記載なし、フランス記載なし、イタリア70人強、ドイツ記載なし。
世界全体での今日1日の感染者数は、563,000人強の増加。

日本では、今日一日で感染者137859人増加、死者150人増加。感染者数は、東京17884人、大阪8164人、神奈川12631人、愛知5368人、福岡8461人、北海道5098人、沖縄2608人。奈良の感染者数は2280人。
(出典: Worldometer、NHK)

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