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2021/2/28 (日) - 身勝手な夢、辛国社、大中臣祓

リンパ腺が腫れたのか、昨晩から右耳の後ろがひどく痛む。そのせいか眠りが浅く、夢を2本見た。どちらもずいぶん身勝手なことをする夢だった。

一本目。
住宅が密集している路地を歩いている。入り組んでいる上に、回り道が多くて時間がかかる。そこで自分は、どこかのお宅を通り抜けることにする。勝手に家の中に入り、勝手口から外に出て、その家の庭を少し歩くと、かなりの近道になるのだ。
ところが、3回ほどそれをしたとき、庭の中で迷う。これはまずい、見つかったら住居不法侵入だ、たかが近道のために何でこんなことしてるんだ、と我に返ったり、悶々としたりしているうちに夢はフェードアウトする。

二本目。
どこかのマッサージ (エステ?) サロン。マッサージか何かしてもらおうと中に入るのだが、自分は誰からも声をかけられない。施術台に腰掛けて施術の様子を眺めたり、歩き回って物を手に取ったり、勝手気ままに行動する。
しかし、ふと店の外を見ると、並べられた椅子に座ってお客さんが待っている。名前をリストに記入し、呼ばれたら中に入るらしい。システムを理解して恥ずかしくなり、店を出て姿をくらます。

・・・どちらも、夢にしたってなかなかひどい。いい大人がするこっちゃない。

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今日も案内所。母は今日からショートステイ。
夜間の盗食は昨日も記した通り。加えて、早朝にも何か食べていたようである。朝食を半分ほど残す。
粗相をしたのか、トイレの床がかなり濡れていた。そんなこんなで、慌ただしい朝になった。

天気は午前中、曇り。日が差さず、ジトッと寒い。午後からは晴れて、暖かくなった。

今日で二月は終わり。明日からは三月。お水取りこと、東大寺の修二会という大きな行事が始まる。

お水取り前日の今日は、大中臣祓 (おおなかとみのはらえ) という行事がある。未見だし、母はショートステイだしということで、見て帰ることにした。

案内所の業務終了は夕方5時、大中臣祓は6時から。少し間がある。東大寺の中をブラブラすることにした。


辛国社という小さな神社を、以前から割合に気に入っていて、時々訪れている。天狗をお祀りする社で、昔はそのまま天狗社と呼ばれていたそうな。
東大寺創建時には天狗が色々と悪さをした。しかし初代別当の良弁僧正が天狗を改心させ、その代わり…でもないが、天狗を祀るお社を建て、大きな行事/法要の際には必ず挨拶に行くと約束した…というのが、このお社の縁起。

大きな提灯には天狗のうちわが描かれている。

20210228_辛国社提灯

おみくじが置いてあって、引いてみたら七番だった。ラッキーセブン、七福神の七。

20210228_辛国社

20210228_辛国社おみくじ2

おみくじの内容は、壁に貼りだしてある。

20210228_辛国社おみくじ

第七番は…凶だ。ラッキーセブンでも、七福神でもなかった。
変体仮名が混じって少し読みづらいが、

 鳥のつばさをぬれし如し
 をもう事なさんといろいろくふう
 すれどもさまたけありて
 のぞみ事かなわず

と読める (と思う)。…うむ、当たっていないこともない。


まだ時間はあったので、二月堂の舞台に上がり、夕陽を撮った。

20210228_二月堂夕陽


6時を少し過ぎて、大中臣祓が始まった。

実は、この行事も天狗に関係がある。別名を「天狗寄せ」というくらいで。天狗が悪さをするから祓い清める儀式とよく言われているが、逆に修二会の守護を天狗に祈るという解釈もあるようだ。
事前に辛国社に立ち寄ったのは、この辺りの経緯を知っていたからでもある。

20210228_大中臣祓

一番のハイライトを写真に撮ろうとしたら、スマートフォンの操作にまごついて、しっかり見られなかった。
…なるほど、おみくじで「をもう事なさんといろいろくふうすれども さまたけありて」と出るのも道理だ。今日の儀式で、自分の悪運や間の悪さも、ちょっとは祓われていると良いのだが。


帰り道、鹿の寝床を騒がせてしまった。

20210228_鹿の寝床1

20210228_鹿の寝床2


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新型コロナ。2/28 午前 (日本時間) の時点で死者数増加が、アメリカ1550人強、インド120人弱、ブラジル1280人弱、ロシア440人弱、メキシコ780人強、イギリス290人前後、フランス190人弱、イタリア280人前後、ドイツ170人弱。
世界全体での今日1日の感染者数は、388000人弱の増加。

日本では、今日一日で感染者999人増加、死者30人増加。感染者数は、東京329人、大阪54人、神奈川131人、愛知31人、北海道27人、福岡23人、沖縄15人。
(出典: Worldometer、NHK)

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