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大丈夫ではない

まずい。
かなりまずい。
覚悟はしていたものの、想像以上だ。

屋外でのマスク率99%
至るところにプラスティックパーテーションとアルコール消毒液
検温
入り口と出口で人流を分割する商業施設

2ヶ月余りの帰国で多少は慣れるかと思ったが、慣れなかった。
閉所恐怖症に加え、相変わらず混んでいる都営地下鉄の中、私は酸欠状態に陥る。
これが一番きつかった。

世界でもかなり真面目で優秀であるにもかかわらず、日本人ほど自虐的な民族はいない

どこかで目にした一文が頭をよぎった。


お上に言われた通りにしていれば、安心ですか?
この2年、決断力に欠ける政府と無能な医療関係者が、国民の健康を守る事が第一と宣って行ってきた愚策が未だに効果があると思いますか?
否、これは変だと感じつつも周りの目があるからマスクを続けているのですか?

日本国以外ではCOVID関連の規制がどんどん廃止されてゆくのに、なぜ文句を言わないのですか?
誰かが先頭に立ってくれないからですか?

例えば、人気タレントが鶴の一声を上げたら効果があるかも知れません。
本当に日本を案じる人がどこかに居るのなら。


マスクをやめましょう。元の生活に戻っても何も恐ろしいことは起こりません。


この二年間のあらゆる面での「自粛」による無数の弊害が、どれほど深刻か考えたことはありますか?

自分の頭で考えた上で、どうしてもマスク(あるいはワクチン)をしたい人はすればいいし、したくない人に対しては、その人の持つ「しない権利」を認めるべきです。
それが民主主義というものです。

それはLG BTQの権利をサポートするのと同じように、自分と立場や意見が相違する人達の権利を認めるということです。


哲学の道 枝垂桜


この思い桜吹雪とともに届かんとばかり、念じた。
賀茂川の河川敷には、元気いっぱいの女学生が円陣になり、お爺さんと男の子が花びらの嵐の中でソフトクリームを食べていた。


COVIDがアウトブレイクした時は手探り状態だったので、致し方ないこともたくさんあった。
あれから2年余りが過ぎた。
天上からの贈り物のような春の日に、表情が見えないマスクの人たちは全体主義的な統治をも厭わないかのように感じた。


アメリカでは、CDC(疾病予防対策センター)、NIH(国立衛生研究所)、FDA(食品医薬品局)への信頼が底をつき、彼らの言っている事の正反対をやれば良いのだという風潮さえ出てきている。


自由は与えられるものではなく、自分で勝ち取るものだ。
役立たずの政治家は引き摺り下ろし、明らかによろしくないものにはよろしくないと声を上げることだ。
彼等の仕事は国民のために働くことなのだから、税金泥棒のような行いを黙視してはならない。


何かにつけて雑で乱暴な米国は好きではないが、ここには自分達の声を上げようとする人たちがいる。

私はマスクなしで外を歩きつつ、突然誰かに襲われる心配もせずに雑踏を歩ける美しい祖国を思う。


日本国に御加護がありますように。




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