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2歳児連れ 三鷹の森ジブリ美術館

10月後半 休日 ☀️
11:00 入り口並び始める
11:20 カフェ麦わらぼうし
12:00 ねこバスへ
13:45 土星座にて映画
14:30 退館

我々夫婦はディズニーファンではあるが、違う意味でジブリの世界もまた好きである。
特に宮崎駿アニメの美的センスや情報量の多さには毎度驚かされる。「君たちはどう生きるか」も素晴らしかった。2歳の娘もトトロを何回かに分けて観たことがあるし、ポニョは未視聴だが歌が好きでよく歌っている。

そんな我々だが三鷹の森ジブリ美術館には行ったことがない。行きたい行きたい言う割に行かなかった理由としては、ジブリ美術館は予約しなければ入れないこと、またその予約チケットを買えるタイミングが毎月決まっていて、それが争奪戦になっており多少の頑張りを求められること。今を生きている我々にとって、少々ハードルが高いのだ。

それでも頑張ってチケットを取ったことは以前にあるのだが、当日に子が体調を崩してしまったのでキャンセルした。今回は2回目の挑戦である。

無事に体調も万全で迎えた土曜日。ジブリ美術館はJR吉祥寺駅からもJR三鷹駅からも徒歩15分程度。どちらからもバスが出ており、三鷹からのバスであれば「ジブリ美術館前」という専用のバス停があり、吉祥寺からだと公園口から出て、マルイ側のバス停から吉13等で「明星大学前」で降りることになる。

バス停から歩いて門を入ってみると、長蛇の列が出来ている。我々と同じ、11時入場のチケットを買っている人々の列のようだ。10:50くらいに着いたのだが、すでに100mくらいの列が出来ており、人気ぶりが伺える。

ここまで進んだらあと少し

列に並んでいるのは欧米系やアジア系を含め、外国人もかなり多かった。ジブリは海外でも人気なので、東京観光の定番スポットなのかもしれない。我々の前にも何語かわからない言葉を話している外国人家族が並んでいた。スタッフの方も英語は出来るようだ。なお途中にトイレがあるので同伴者がいる場合は交代で行ってもいいかも。

途中にトトロが受付をしているようなオブジェがあり、遊び心が感じられる。直前に予習してきたのが功を奏したのか、それを見て早くもテンションが上がる娘。

(本物の)受付を済ませると、パンフレットと中にあるミニシネマのチケットを2枚ずつもらって入場。ベビーカーは禁止なので、受付の階で畳んで階下のベビーカー置き場に置くよう案内される。

中は宮崎駿館長のご意向で撮影禁止。

まずは腹が減っているので、「カフェ麦わらぼうし」に直行。一旦中庭に出て階段を上がった場所にある。実はここでいきなり少々迷ったのだが、何しろパンフレット中央にどんとマップのような顔をして載っているイラストは、宮崎駿の美術館設計アイデアのスケッチで、実物とは異なるもの。詳しい地図はないようだ。実にジブリらしい気もする。

席はテラスと店内があるが、天気も良かったのでテラスに席を取った。ここで11:10くらいか。たまたま一つ空いていたが、これくらいの時間は席を取るのに多少待つ可能性がある。

見えにくいが、奥にも小さなメニューが

席もそうだが、注文の列も常に長い。が、長かったのは「店内販売」の列で、他にも「デッキ販売」という別メニューを取り扱う場所があり、それぞれ違う列に並ぶ。11:00オープンの店内販売は15分くらい並んだ気がするが、10:30オープンのデッキ販売の方はあまり待たずに購入可能である。デッキ販売はカフェの向かって左奥にある。

くいしんぼうのカツサンド他
サクサクチキンフライのクリーミータルタル添え(ポテト付き)

今回買ったのは、店内販売で「くいしんぼうのカツサンド」、「大葉ジェノベーゼとリンゴのしっとりチキンサンド」、「野っぱらのクリームソーダ」、「麦茶(冷)」。デッキ販売にて「サクサクチキンフライのクリーミータルタル添え(ポテト付き)」を子どもに。娘はタルタルソースが好きなのか、珍しく完食。他のメニューも美味しかった。銀はカツサンドを食べたが、カツは薄めで、たまたまかもしれないが脂身が多かった。我々が食べ終わる頃には、チキンサンドは残りわずかとなっていた。ジブリ美術館は井の頭公園に隣接しており、食べている間公園からバイオリンが聞こえてきていた。彼はジブリの曲を弾いていた。

12時ごろに食べ終わった。カフェの階段を登ってみると、カフェの天井がガラスになっていることがよくわかる。店内で食べればこのガラス天井の下で食べられる。

渡り廊下を渡り美術館の塔に入ると、エレベーターがあるので2F(最上階)にあがる。出たすぐの場所に大きなネコバスのぬいぐるみが。ここは小学6年生以下の子どものみが入れるスペースで、5分ごとの交代制で子どもだけで並んで入場できる。娘は2歳でどう見ても最年少だが、ネコバスに触りたいと言うので大丈夫か?と思いつつも並ばせてみると、ちゃんと並んで待っている。10分待って注意事項の説明を受け、娘グループ入場。

外から様子を観れるが、係員が2人、ネコバスの左右に常駐して、危ない動きがあればガードしてくれるようだ。ネコバスの天井に登っていく小学生もいる中で娘はというと、たまにネコバスの顔を触ったり、係員さんが持ってきてくれたまっくろくろすけのぬいぐるみを嬉しそうに親に見せたりと穏やかに遊んでいた。とはいえ怖がる様子もなかったのは保育園で年上の子に慣れていたおかげか。時間切れになったら丁寧に片付けをして靴を履きに戻ってくる姿に、誰に似たのか?と親バカ気味。大きくなったらまた連れてきてあげたい。

外に出ると、取手を回すと音の出るオブジェがある。そこにある螺旋階段を登って屋上庭園に行ってみると、ラピュタの世界。例のロボットはここにいる。

ここは屋外なので撮影可
廃線路がいい感じ

屋上庭園は少し狭い。特にロボット兵から、文字盤のあるスペースに至るまでの一本道はすれ違いすら難しいので、意外と大人向けのようにも感じるが、娘は楽しそう。

ホールに戻り、シネマ土星座に行く。土星座はジブリ美術館内にある、映写機から写す小さな映画館である。娘、映画館デビューはジブリ美術館となった。こちら15分おきに上映しているようである。本編は9分。我々が行ったときには、「たからさがし」を上映していた。土星座のチケットは受付で貰えるのだが、なんと本物のフィルムを使っているという。

早いもの順で席をとるのだが、早めに並んでいたので真ん中前方に座れた。だが前に大人が2人並んでしまって娘は見づらくなりそうだったので、背もたれに座らせる。この土星座の座席は、小さな子供でも映画が観れるよう、背もたれにも座れるようになっているのだ。上映開始時間になると窓が自動で隠れ、真っ暗になる様子に娘も興味を示していた。映画も絵本が原作なのか親しみやすかったようで、楽しそうに観ていた。

映画が終わると、ホールに出てブラブラ。子どもが好きそうな階段や隠れ家がたくさんある。映画の仕組みを紹介する展示は、娘も興味深げに見ていた。

そろそろお昼寝もしないとという時間になったので、ショップ「マンマユート」へ寄ってから帰ろうということに。娘はトトロのジオラマ(8800円)に興味津々だったが、まっくろくろすけの紙風船(300円くらい)とジブリキャラの紙指人形(300円くらい)を購入。このショップにはどんぐり共和国にはない美術館オリジナルグッズが多かった。また、紙風船やらベーゴマやら渋めのおもちゃも多い。

ベビーカー置き場でベビーカーをピックアップし、わかりにくいが中庭の片隅にエレベーターがあるのでそこを上がると出口が目の前。娘はベビーカーで寝る癖があるので、井の頭公園をベビーカーで散歩しながら徒歩で吉祥寺へ帰った。常設展示である「映画の生まれる場所」や、図書館「トライホークス」は見れなかったのでまた行きたい。

反省点
・今日も時間ギリギリ
・出る時間に制限はないので、早めの入場時間のチケットを買っておくに越したことはないかも
・カフェは土曜は結構並んだ。持ち込み可
・カフェの注文は二箇所でメニューもバラバラ
・5歳くらいの子が一番楽しいかも
・ベビーカー禁止

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