諏訪旅行1日目1/2 車山と霧ヶ峰高原
2020/10 平日
天気: ☀️→☁️
08:00 新宿発 (特急あずさ)
10:06 茅野着
10:20 茅野発 (アルピコ交通)
11:20 車山高原着、リフトで中腹へ
12:45 中腹から徒歩で車山山頂
13:50 コロボックルヒュッテ着、ランチ
14:53 車山肩発 (アルピコ交通)
15:43 上諏訪駅着
16:00 上諏訪駅発 (送迎)
16:05 宿着、チェックイン
18:00 夕食
25:00 就寝
コロナ禍で大好きな海外旅行が叶わない中、今のうちに国内でおこもり旅を満喫するのもアリか、みたいな考えを8月くらいから夫婦で抱いており、GoToキャンペーンが東京にも解禁される前に「寛ぎの諏訪の湯宿 萃sui-諏訪湖」が良さそうだということで予約、10月某日に一泊してきました。公式サイトで予約しStayNaviで後からクーポンを発行するシステムだったので、GoTo東京解禁後に余裕でクーポンを取得。得した気分である。
宿を決めた基準として、テーマがおこもりであるため客室露天温泉は欠かせなかった。食事も部屋食か個室。りりちゃんは食事が美味しいこと、銀としては部屋と風呂からの眺望がそれぞれ大事だった。また静かに過ごしたかったので、10室以内の小さな宿が希望だった。
萃はその点を全てカバーしていたため、予約。最上階のスタンダードルーム。ワイドタイプという広い部屋もあったのだが、居間と寝室が離れていること、居間からの眺望があまり無さそう(窓際に風呂がある)だったので、あえてスタンダードタイプにした。あくまで宿メインと考えており、諏訪という地に対しては特に何の印象もなかったのだが、調べていくうちにかなり面白い場所だとわかってきて、楽しみになった。どう面白いのかは後で書きます。
観光は2箇所のみ。霧ヶ峰と諏訪大社に一日ずつ費やすことにした。
そしてあっという間に当日となり、5:30に起床。新宿8時発のあずさをトクだ値で予約していた。交通費が半額になるので、1人往復6000円足らずである。海外と比べたらびっくりするほど安い。
前日まで雨の予報で、霧ヶ峰は諦めようか迷っていたのだが、近づいていくにつれどんどん晴れていく。富士山こそ雲に隠れていたが、南アルプスや奥秩父山脈、そして八ヶ岳が車窓から綺麗に望めた。10時過ぎに茅野駅に着いたときには快晴。降りた瞬間めっちゃ寒かった。
1日目を霧ヶ峰にしたのは、りりちゃんが高原好きであること、銀が百名山でもある車山(霧ヶ峰最高峰、1925m)に行ってみたかったことに因る。
茅野駅には土偶のレプリカや注連縄が飾られており、諏訪が縄文から続く信仰の土地であることを伺わせるが、我々はそんなのをゆっくり見てる暇もなくバス乗り場を探す。車山高原駅まで行くアルピコ交通の路線バスが発車するまで、15分くらいしかない。
ようやくバス乗り場を発見し、ICで乗れるかどうかを窓口で確認。路線バスと謳っているのでいけるかと思ったがいけず、チケットを買うことに。確認してよかった。買ってまもなくバスが到着、乗り継ぎ成功でひと安心。
車内では、晴れ女で鳴らしているのか、「私すごいでしょ?」とご主人に話している奥様がいた。みんな自分のおかげで晴れたと思っている。
バスでちょうど1時間くらいで車山高原に着く。途中白樺湖の周りに停車駅がたくさんあったのだが、そこでほとんどの人は降りていった。見ると、白樺湖はこじんまりとした高原リゾートの趣で、スーツケースを持った老夫婦やファミリーに対し車掌さんも親切に案内していた。
白樺湖からさらに上がると車山高原に到着。リフトの駅と土産屋くらいしかない。
ここからスカイライナーというリフトに乗るのだが、ここでアクシデント発生。リフトはここから山頂まで2本を乗り継ぐのだが、中腹からのリフトはこの10月、平日運休だそう。仕方ないので、中腹からは徒歩で山頂を目指すことに。突然の登山となった。リフトでは10分足らずのところを、1時間弱かけて登る。
とはいえ、車山は眺望の良い草原をのんびり登ることができる山で、これはこれでいいかなという感じ。10月はススキが綺麗で、日光に照らされて光っていた。リフトで山頂まで行っていたら見れなかった景色である。ちなみにスキーをしたことのないりりちゃんはリフト初体験で、乗り方とかにびっくりしていた。確かにスキー板を付けていない状態であれに乗るのは不思議すぎる。
中腹駅から歩いてだんだん標高を上げていくと、北アルプスも見えてくる。昔あのトンガリの頂上にいたんだなと感慨に耽る。いくらなだらかな山でも登っているとだんだん暑くなってきて、ダウンを脱いだ。バスに乗る前に飲んでいた酔い止めのせいで、やたら口が乾く。
中腹駅からゆっくり写真を撮りながら歩き、1時間くらいで山頂に到着。山頂には車山神社と、三角点、そして観測台がある。まずは車山神社に参拝。
鳥居をくぐった先の参道は短いながら絶景で、南アルプスや富士山を望む。野ざらしの賽銭箱は貯金箱式。上にてるてる坊主が置かれていて、これのおかげで晴れたのかもしれない。神社の周りには諏訪の特徴である御柱が4本。白い鳥居が青空に映えて、とても気持ちの良い場所。
観測台の向こう側には山頂の証である三角点や標高を示す看板、ベンチなどがありお湯を沸かしてラーメンを作っている人たちがいた。石を積んだケルンもあり、ここら辺から一気に登山の世界観。快晴で、山頂は360度の展望。八ヶ岳をはじめ、南アルプス、北アルプス、そして富士山が見えて、とても2000mの山とは思えない。今までの登山と比較しても屈指の展望の良さだった。
山頂の反対側の道から車山肩に降りる。山頂も含めここからは岩がゴツゴツした道となり、登山靴の方が安心。すれ違う人と挨拶したり、熊鈴の音が聞こえたり、登山の趣となる。とはいえやはり危険箇所はなく、高低差のないなだらかな道をのんびり降りていく感じ。犬と一緒に登っていく人もいた。立ち止まると無音になり、風が笹を撫でるサラサラという音だけが聞こえる。平日登山は静かで心地よかった。
下方にビーナスラインという車道が見えてくると同時に、お昼ご飯を食べる予定のコロボックルヒュッテが見えてきた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?