20代後半で中古マンション買った話【後篇】

前回の続き

後半は購入を決断したあとのことなどを書きます。

家族に対することや、自分自身が変わったことや心がけている生活はスタイルについてが主な内容です。

7.費用的な部分

もし、これから中古マンションを検討している人がお目通ししていただけているなら、

100万円を貯金をすることを推します。

なにに使ったのかは、小遣い帳で記録をとっていたので、下記のように明記します(あくまでも参考です)

物件契約時の手付金:200,000円
印紙関係(契約や書類関係で必要です):合計30,000円
住民票、印鑑証明手続き関係:3,400円
書類の郵送やコピー等:672円
登記費用や仲介手数料などの諸経費:650,000円
引っ越し代:14,240円
家電(電子レンジ、洗濯機、冷蔵庫、炊飯器):90,240円
ドライヤー:1,770円
カラーボックス(漫画やCD収納):8,538円
カーテン:3,999円
机やマット:5,980円
布団:3,889円
ベッド:12,700円

合計 845,428円

前もって準備をする資金は何気に多くあります。
(引っ越しはそんなに荷物が多くなかったので普通の郵送で十分でした)

今は登記ローンなどもありますが、100万円を貯めるということにも意味があります。

100万円を貯められるかで計画的にお金を使えるかどうかを試せるからです。
(資金関係についてはしっかりしている不動産業さんなら無理のない範囲でアドバイスはしてくれると思いますが……)

家電や家具はひとまずググって最低限ものを揃え、自分が必要だと思ったものを徐々に増やしました。

なんだかんだと、食器などはこだわりがなかったので、親から使ってない食器を渡されたし、使えると思ったものは持っていった方がいきました(親に渡されました)。

ちなみに1か月分の生活費分も念のため、あったほうが気持ち的に負担が和らぐと思います。

最初の一か月は大体こんな感じになりました。

水道:約2,000円
電気:約2,500円
ガス:約2,000円
ネット(スマホ代含む):約15,000円
定期:約15,000円
住宅ローン:約40,000円
管理費と修繕積立金:約10,000円
食費:約13,000円

合計:約99,500円

かかった費用と、一か月の最低限必要なお金を考えると、
はい、やっぱり約100万円必要です。

そして私の場合、吹奏楽団に所属してたり、楽器のレッスンに通っているので実際のところ、もっとかかりました。

8.家族の反応とこれから心に留めて起きたいこと

中古マンションを買ったことは引っ越すギリギリまで言いませんでした。

私の計画では、「探さないでください」と置手紙を残しての持つをまとめて行方をくらまそうと思ってました。

結局大量にダンボール梱包している姿を見られて、バレましたw

怒られると思ったのですが、逆に「自分で色々やってたのね……」と私の行動力に感激してました。

親的にはなんだかんだと、やっと子育てが終わった実感が湧いたのかなと、今になって思います。

兄弟からは家を買う金があったのかよとか、こっちだって家出たいのに我慢しつつ貯金を切り崩して~など恨まれたんじゃないかと……

この生活は実際のところ、いつまでつづくのか、
なにも変わらず、みんな年を取って、ものが増えてお金だけが消費されていき、気がついたら手遅れな状態になる人生はどうなのか?

親は育ててやった恩があるんだから社会に出てる子供が何とかしてる。
子供は実家暮らしの方が自由にできるお金が増えるから親が身の回りの世話をしてくれるからこのままでいい

結果、家族全員が文句や不信感を持ちながらも、自分がいないと家族がダメになる共依存状態だったんじゃないかと思います。

ですが、人それぞれ色々な事情がありますので、実家暮らしは悪い、自分から自立して一人暮らしをすることは立派という訳ではありません。

人によっては、私の行動は自分勝手で親不孝な行動だ、そんな金があるなら親を支援してやれと思う人もいるかもしれません。

私の行動が正しかったかどうかは、今は判断できないことです(むしろ正しいかどうか判断するものではないかと)。

それが自分にとってどんな意味をなすのか、分かるのは数十年後私自身で、人それぞれです。

言えることとしたら、今の守りたい活動をできる限りやりきることと、親にもしものことがあったときのためにできる限りの貯金をすることは常に心に留めて置きたいです。

万が一最悪な事態が起きた場合は真っ先に責められる立場ということを忘れずに、実際に兄弟からはその事をいわれた時はどう受け止めるか、その時がくるまでに考えていこうと思います。

たのしい日々も、しんどい日もある日突然、予告なしに終わるものなので……

誤解を招かないようの念のためお伝えしますが、母親や弟とは時々LINEでスタンプやぬいぐるみの画像を送りつけ合ったりしてます。

家族とは絶縁とか、険悪な感じになるトラブルは起きてはいないです。

9.中古マンション買って変わったこと

一人暮らしを始めた人と共通する部分がありますが、社会人数年目のアラサーで始めた人の視点であげたいと思います。

①自由、落ち着く時間が増えた
実家暮らしあるあるの一つが、親の愚痴を不意に延々ときかされて、時間がとられることです。

また、兄弟が社会人になると生活感の違いがでてきて、色々な支障が出てきます。
姉がトロンボーン吹いていると、夜勤明けの弟からしてみれば昼間でも迷惑だった話で、私も部屋で音楽きいてたり、アニメ見てたら何度も弟からクレームが来ました。
一方の私は隣の部屋でトロンボーンがガンガン鳴ってようが、弟の部屋からアニメの音が流れていようが普通に寝ていました。
今思うと、余裕がなくて落ち着かない生活してたなーと思います。
実家にいる時はいかにして、家族とは顔を合わせずに生活するかを優先していていましたね。

だからこそ、一人暮らしをはじめて「あれ、時間ってこんなにあるもなんだ、そして静かで落ち着く!」と気がついてしまいました。

②身体の不具合がなぜか消えた
上記と被る部分があるんですがこれは本当に実感しました。
実家にいた頃は髪の毛をめくれば白髪が大量にあったんですが、今は全然見当たらなくなりなした。
原因が分からない目の痙攣や、発疹、抜毛症の症状も全然なくなりました。
悲しいことにストレスが相当あったらしいです。
考えてみれば、家に帰ると家族がケンカしてたり、誰かが機嫌が悪かったらやだなーと思って寄り道しまくってた時期がありました。
一度、根本的な解決したくて、勇気を出して怒ったことがあったのですが結局「自分のせいだから」、「ケンカなんてしないで仲良くしよう」などの対応であっこれは無駄だと諦めていました。
そう考えると、家族ですらストレスになっているのだから他人と暮らすのはきっと向いてないなーと実感しました。

③料理ができるなど自由に自己管理できるようになった
いつの頃からか、母親はスーパーの半額の惣菜を大量に買ってくるようになりました。
それも賞味期限内に食べきれず余るくらいに……
ご飯を用意してくれるだけありがたいだろうという意見があると思います。
一度「ご飯はこっちで作るよ」と言っても「作るよりも惣菜のほうが安い」と言い出し、有り合わせのもので作れば「これ使おうと思ってたの」と言われて食材が使いづらい状態。
それでも賞味期限が近いものはごり押しで調理してましたが、姉に「洗う食器を増やしたり台所を汚しているだけだ。そういうのやめてくれる」と言われる始末。
そんな経験から、実家を出てからは惣菜や菓子パンはあんまり食べなくなりました。(時々無性に食べたくなる時がありますが……)
ホットクック、食洗器、フードプロセッサー、カット野菜に頼ってますが、自分で作れるのは割と嬉しかったりします。

④親のありがたみがわかった
色々実家の文句を書いてましたが、最終的に行き着く先はこれです。
ごはん作るのも、洗濯も、片付けも、毎月の支払い関係ばどめんどくさいです。
全自動でできるならしてもらいたいです。
だからこそ、兄弟で分担できたことはなかったのかなーとか、文句いわれてもいいから、行動すべきだったと実感はしました。

⑤仕事を頑張る理由ができた
やっぱり仕事を失ったらまずいという環境になります。
(元々趣味があるので、そのために仕事をしないととはありますが)
仕事で思うようにいかないと、ひとまずこの生活を守るようにもう少し頑張ろうとか、安易に辞めたら住宅ローンの支払いがあるからな……と思いとどまることができます。

10.現状

色々不安なことがありましたが、いざはじめてみるとなんとかなりました。

ただ、実家にいる時はなにもしてなかったのと、片付けの習慣がなかったのやっぱり掃除は苦手です(ルンバにはすごく助かってます)

これから先はどうするのかは、流れに身を任せている状態ですが、今の住居には満足しているので長くは住んでいきたいと思っています。

さっくりとまとめましたが、色々記憶が抜けていたりしている部分があるので、思い出したらまた追記したいと思います。

マンション購入は中古とはいえ、安い買い物ではないので、慎重な計画を立ててください。

人生の何かお役に立てれば幸いです。

最後までのお目通し、ありがとうございました!!!


そしてその後、私は持ち家なのをいいことに防音室を買います。



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