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夏は、何かを始めるのにちょうどいい。

23歳の夏。
思い切って、日々のことを「日記」として、ネットの海に投げてみることにした。

ありがたいことに、私の文章はいい感じらしい。
好きだと言ってくれる子に、それなりの数、出会えている。

小学5年生くらいから友人の影響で創作を始め、中学生でサイトのランキングにそこそこ載る夢小説を量産し、高校生では文芸部で青春を謳歌し、大学生で同人誌デビューを果たした。

その間、読書感想文とか討論会とか学科誌とか卒業論文とか、いろんな文章を書いては投げた。苦ではなかった。

余談だが、卒業した学科のYouTubeで私の卒業論文が紹介された。指導教員と書いて推しと読む教授に、ただ褒められている動画。ニヤケが止まらん。
本名がどうとかこの際どうでもいい。とりあえずリンクを貼ることで心を落ち着かせたい。

https://youtu.be/-Ha1smkkEvA

そして、つぎは日記に手をつけることにした。
きっかけなんて、単純だ。

怒涛の3ヶ月を経験して、事実、生まれ変わった。

それを少しずつこぼしていきたい所存。
心臓、止まって、また動いた。ドラマか何かかよ。

ありえないような経験をしたけど、当事者意識はあまりなかった。
そういうフレーズを小説で何度も読んできたけど、実際そうだった。

こんなはずじゃなかった。人生でそう思うことは大小関係なくたくさんある。
友人が頼んだランチのほうがおいしそうに見えたり、慌てて飛び乗った電車が特急だったり、課題が終わらずに先生に泣きついたり、第一志望の学校に進学できなかったり。

そして新たに「病気で倒れて1週間ほど記憶がない」という実績を解除。メダルはきっと金色だ。

大変な病気らしい。障がい者という括りに入るらしい。
ジェットコースターな人生に驚いている。
生きているだけなのに、嫌というほどまわりに心配をかけてしまっている。不本意。

自分と向き合うために、そして今を生きている自分を尊重するために、細々とやっていく。
1週間後、1ヶ月後、1年後、振り返って全部笑い話になるように。ネタは多いほうがいい。

大丈夫。私は、まだ生きている。

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