セールスライティングで使える心理学⑯シズル感
シズル感とは、「五感を刺激する臨場感の高い表現」をいいます。
冷えたビールグラスに細かい水滴がついているカットや、
ピザを持ち上げたらチーズがとろ~り伸びるシーン、
ペットボトルの水をゴクゴク飲む音などが代表的でしょう。
リアルな描写に欠かせないシズル感ですが、視覚や聴覚だけでなく、言葉の表現方法としてもかなり効果的です。
・ホクホク
・ジューシー
・もっちり
・まろやか
・ふわとろ
・コクうま
・具だくさん
食べ物でパッと思いつくものをあげてみましたが、どれもよく見かける表現ですよね。
商品のコンセプトをシズル感で表せば、そのまま商品名にもなります。
・キュキュっと(食器用洗剤)
・こんがり焼けるとろけるスライス(チーズ)
・じっくりコトコト煮込んだスープ(粉末スープ)
どれもお馴染みの商品ですね。
名前を聞いただけで使用感が想像できます。
また、商品のシズル感は「いつ」「どこで」「だれが」を組み合わせると、さらに効果的です。
・20年間じっくり熟成させた芳醇な香りの赤ワイン
・本場イタリア仕込みの魚介たっぷり地中海風パスタ
・おばあちゃんお手製のほっこりやさしい煮っころがし
どうでしょう?文章がグッとみずみずしくなりますね。
読者の「記憶」や「イメージ」にシンクロできるの点も、シズル表現の良さ。
「美味しかった記憶」に共感すれば、読者は「また食べたいなぁ」と感じ、購買意欲をかきたてられます。
セールス文がなんだかのっぺりしていると感じたら、どこかにシズルを入れられないか考えてみましょう。
少ない語彙で高い効果が期待できますよ!
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