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セールスライティングで使える心理学⑫シャルパンティエ効果

シャルパンティエ効果とは、「同じ大きさや重さ、金額であっても、見せ方を変えれば受け手の印象が変わる」心理効果を言います。

次の表現なら、どちらの方がおトクな響きに感じますか?

タウリン1000mg配合 ⇔ タウリン1g
90日間の無料期間 ⇔3ヶ月の無料期間
年間購読費20,000円 ⇔ 1日55円

タウリンの例は、鷲のマークの大正製薬でおなじみですね!

1000mgと1gは同じですが、1000mgと表記する方が、より成分が充実しているように感じませんか?

90日と3ヶ月は同じ期間ですが、90日の方が見た目のインパクトがあります。

年間20,000円だと「少し高いな」と感じても、日割りにすると「2日で缶コーヒー1本分」の値段になるわけです。

このように、重さや大きさ、期間などを表すときは、単位を変えることで、カンタンに印象が変化します。

シンプルなテクニックですが、心理的ハードルを下げるのにとても効果的なので、ぜひ覚えておきましょう!

ほかにも、イメージしやすい数字に例えることも、シャルパンティエ効果を引き出します。

東京ドーム3個分の広さ
レタス2個分の食物繊維
・100人乗っても大丈夫


どうでしょう?

正確な数値を言われてもピンときませんが、たとえ話に数字を盛り込むと、イメージがぐんと広がりますね。


このシャルパンティエ効果をうまく使った施策は、実店舗でもよく行われています。

「30%引き」値札に重ねて「さらにレジにて10%引き」シールを貼る

30%引きのあとに10%引きをすると、37%引きですが、はじめから37%引きと明示はせずに、あえて2段階にすることで、よりおトクに感じませんか?

このように、シャルパンティエ効果は、
購入を迷う人の最後の一押しにとても有効です。

ただし、心理的錯覚を活かしたテクニックなので、あきらかに誤解をまねくような表現には十分注意しましょう。

「なんだか怪しいな・・・」
「誇大広告なのでは?」

消費者がこのように感じてしまったら、イメージダウンは免れません。

適度な言い換えを意識して、ポジティブな印象に転換しましょう!


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