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PGW事業部が設立され5年目になりました。

こんにちは!PGWの広報PR担当をしているカクタです。最近までtwitterの名前表示のところをKAKUTAにしていたのですが、地味に長いしKKTの方が海外の友人も呼びやすそうだったのでKKTにしました。とは言え。カクタと呼んでください。

最近は長袖のTシャツがトレードマークです

さて、今回のタイトルにもある通りPGW事業部が設立されて4年経ち、5年目に突入しました。社内でのPGW事業部の発表は2018年8月ごろだったと思うので、正確にいうと4年とちょっとだと思います。

PGW所属のプロゲーマーの皆さんが日々奮闘する中、私自身も裏であーじゃこーじゃ奮闘していました。今回は私のPGW広報舞台裏的な内容をお伝え出来ればなと思います。プロチーム設立のノウハウ等、有益な情報は含まれて無いので、こんなんだったのね位の温度感で読んで貰うのが良いかもしれません。

PGW設立1年目:PGWの1人広報スタート

PGW広報1年目、プロゲーマーの書籍を読み漁ってた

先ず始めに私がPGW広報担当になった経緯ですね。完全に偶然です。事前に知っていたら多分やっていなかったです。否、絶対にやっていませんでした。理由は私が人生でオセロ以外のゲームをやった事がなく、ゲームに興味を持っていなかったからです。不思議なことにあらゆるゲームをスルーして生きていきました。嫌いとか、親が厳しいとかでもなく何故かスルーしていました。

家には任天堂64やWillがあって、妹はPSPでモンハンをしたり、父はWill fitでヨガをしていたりだったんですが、私は全く興味を示さずでした。今思えば幼少期に少しでも、せめてスマブラでもやっていれば良かったなと思います。

そんなバックグラウンドを持って大人になった私は、2018年1月に今の会社設立を機に私も初期参画メンバーとしてジョインしました。一般的なIT企業です。エンジニア派遣事業やソフトウェアの開発をする会社なのでプロゲーマーは一切関係ありません。実際に私もヘルプデスク担当としてエンジニア枠で仕事をしていました。その際、若干会社のSNSやイベント周りを担当してはいましたが、まさか自分がプロゲーマーの広報担当になるとは、当時は思っていませんでした。

EVO Japan2019:iPhone6で撮影

会社が出来て半年くらい経ち突然会社の代表から「今度、プロゲーマー事業部をやります(本当はもっとちゃんとした内容だったけど、プロゲーマーなんて聞いたことないし、宇宙すぎて内容忘れた)」と社員に通達が来ます。その数週間後にはプロゲーマー事業部に今度入るプロゲーマー予備軍の田中さんという方がオフィスに挨拶に来てくれました。最初の自己紹介で「私、田中こと伝説のオタクと申します」と言われた時は「あ、伝説の方が本名なんだ」と意外と冷静なツッコミをした気がします。

なんやかんやでPGW事業部には3人のプロが所属する事になりました。そして九州でEVO Japan2019というイベントが開催される為、私も同行することになりました。一応、広報担当という枠で撮影やSNSをお願いされていましたが、初めての事だらけな上に当時はカメラも持っていなかったのでiPhone6のカメラで適当に撮っていました。SNSは何をツイートすれば良いか分からなかったので、サボったと思います。

プロゲーマーの広報担当を出来る自信もなかったので、仕事をするふりをして誰か別の人がやってくれたら嬉しいなくらいの気持ちでした。因みにこの時はストリートファイターと鉄拳の違いが分からなかったです。

配信URL記載なしツイートでお叱りを受ける、EVOJをEVOと呼び大衆の前で恥をかく

2019年フランスの大会で通訳として祭壇に上がらせてもらった

今でこそ「配信」という言葉は私の中で日常的になっていますが、それまで配信は一般人が出来るものと知りませんでした。インフルエンサーみたいな特別な人たちがやっているものだと思っていました。

そんな時、PGW広報1年目にフランス大会に同行する機会があり「配信あるんでツイートお願いします」と言われたので「今から配信有ります😊」と公式からツイート。そう、配信URLを載せずに「今から配信有ります😊」とだけツイートをしたんです。フォロワーさんから「URL載せろ!」とお叱りを頂きました。それ以降は必ずURLを載せる事を覚える事ができたので、いつかそのフォロワーさんに会えたらお礼を言いたいです。

他にも、格ゲーマーの集いで私がEVO Japanの事をEVOと言ってしまい「プロゲーマーの広報ならそれくらい知っとけだよね」と大衆の前で言われてしまったこと。正直、その時はEVOとEVOJ 2つの違いが分からなかった。イメージはディズニーランドとユニバが同じ感じ。帰りの電車でググって違いがある事に気がつきました。言い方はきつかったけど理解できたので、その人も有難うございました。

やらかしたエピソードはまだまだ有るんですが、そういった事を起こしたおかげで得た学びが沢山有ったので結果オーライだなと思っています。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。

PGW設立2年目:EVOで見たプレイヤーの涙、PGW広報やる気スイッチ発動

EVOJapan2019が終わりPGWの広報を引き続き地味に担当する事になりました。というか社員で誰もやる人がいなかった。人もいなかった。スタートアップ企業あるある。PS4は念のため買ったものの電源の付け方が分からず。

EVO2019の時の私

この頃の私は昼間エンジニアの仕事をして、業後と週末は会社やPGW広報をやっていました。2年くらいこの生活だったので2年間は自分の全てを会社とPGWにつぎ込んでいたと思います。なんで興味ない事に対してそんなにやる?ともふと思ったのですが、会社の経費で国内外を仕事とはいえ旅行出来るのが自分にとって大変魅力的でした。

そして2019年の春ごろ、格闘ゲーム大会において大きな大会EVO2019の同行が決まります。仕事とは言え経費でラスベガス。行かないわけがない。

私のお花畑脳とは裏腹にEVO2019同行中はめちゃくちゃ忙しかったです。通訳・写真撮影・配信の有無を調べてツイート。観光1つも出来ず、食事は部屋でカップ麺食べられたら良い方。食欲より睡魔が勝ち、EVO滞在で3キロ痩せた。

一方で会場でプレイヤーの方々が全身全霊で喜んだり、肩を抱き合って試合を応援したりと会場の盛り上がりに驚きと楽しさを感じていました。たかがゲーム、されどゲーム、けれどEVOにはゲームが大好きな人たちが世界中から集まってるんだなと感動していました。ゲーム=人生の人たち。この日の為に1年頑張ってる人もいるみたいな話しも聞いて余計に感動しましたし、EVOでの盛り上がりを見るのも好きでした。

EVO2019 最終日

EVO2019で様々な熱気を受けつつ、1番印象に残っているのがゲームの試合に負けてしまったプレイヤーが静かに会場の隅で涙を流しているのを見た場面です。何故か凄く心打たれました。きっとこの人はEVOまで本気でゲームと向き合って、真剣に挑んできたんだろうなと(本人に聞いた訳じゃなく、私の勝手な解釈ですが)思ったんです。例えゲームだとしても、何かと真剣に向き合う、挑む姿ってかっこいいな!!と1人で感動していました。

同じタイミングでPGWの皆さんも試合結果が出てきていたので、PGWがゲームに挑む姿をもっと見たいなと思うようになり自分の中のPGW広報やる気スイッチが発動します。

格ゲーマーのストリート撮影と英語を頑張っていたら自分の撮った写真が本に掲載された

EVOから帰国し、PGW広報の為に自分が出来る事は何かと考えた時にカメラと英語が出てきました。理由は英語は若干出来たのと、カメラは5万の中古を買って持っていたから(ただし使い方は分からない)。

写真の勉強はオンライン受講できるカメラ学校に入学。基礎を学びながら実践はゲーマーをターゲットにしたストリート写真で撮影力を高めていきました。現在はストリート撮影はやっていませんが、この経験が有ったからこそ今の撮影力があると思っています。

沢山の方々を撮らせて頂きました。有難うございます。

過去記事:
#GameGraph というストリート撮影をした話し/ストリート撮影tips

英語の勉強はオンライン英語サービスを利用し現在も細々と続けています。基本的に毎日50分。色々試してみてDMM英会話が一番私には合っていました。良い先生にも巡り会えて嬉しい限り。テキストベースの時もあれば、PGW関連で翻訳した文章を見てもらう事もあります。正直学習時間を倍くらい欲しい。なんなら留学したい。と思うものの、仕事との両立が難しいので今は50分間を毎日大切に英語学習に使っています。

英語の教材

2020年ごろは一番写真の勉強に力を入れており、EVOJapan2020でも色々と撮影をしていました。そんな時にPGWオーナーから「写真頂戴」と言われたので数枚選んで渡したら、私が知らない間に(会社は知っていた)写真が本に載っていました。

知らずに本を買って読んで、自分の撮った写真が出てきたのでびっくり。一瞬無断かと思ったけど、私以外の関係者みんな事前に知ってました。私にも事前に言ってくれ〜。

鉄拳プレイヤーのASHさん
eスポーツ選手はなぜ勉強ができるのか: トッププロゲーマーの「賢くなる力」

配信に出たり、EVO2020 スト5にでたりしてみる

PGW広報になって、何だかんだPGWプロたちの活動は分かってきたなと思うもプロ達が大会で緊張している心境だったり、実際に配信に出ている感覚ってどんな感じなんだろう?と疑問を持つようになってきました。

その頃、自分の中で何となくPGW事業部はプロ達が一生懸命活動をして、私は何も知らないのに上から物事言ってる感じになっているかもしれないと思う事が日々出てくるようになったんです。

私が PGWのプロゲーマーとして所属することは出来ないので、先ずは自分が出られそうなイベントに参加をしてみることにしました。PGWオーナーにストリートファイター5のソフトを買って貰ったので、毎日少しずつ技の練習をしたりしていました。twitterを見ていたら偶然女性限定のスト5イベントを見つけて潜入。ここで人生初めて配信に映ります。倉持さん、ふ〜どさんその節は有難うございました!

めちゃくちゃ緊張した

イベントにも出たし、今度はEVO関連にも出てみようと思いその時一番近かったのがEVO Japan2020だったのでスト5でエントリーをしました。今思うとそこまでやらなくて良かったのでは?とも思いますが、試合前の緊張感や試合設定って各自でやる事も知れたので良い経験でした。今ではちょっとした笑い話の1つ。

右が私
EVOJ2020同じキャラを使っていてフォロワーのGentlemanThiefさんと秋葉原で偶然会う

ゲームを通して色々な人たちと出会いが広がったのもこの頃からだったと思います。またいつか皆さんに会いたいな。

PGW設立3年目:PGWの広報に自信を無くし、オフィスで泣いていたら終電を逃した12月

PGW広報で3年目が個人的に一番辛かったと思います。やりたい事は沢山あるのに、時間的にも、技術不足的にも出来ない。本当に辛かった時期。

また、丁度この時はPGW・広報・PGWオーナーとの間で意見の相違が有ったかなとも感じた日々がありました。オーナーからはPGWの認知度を上げてほしいと言われるも、マネージャーからは今はそう言った事は求めていないと言われる。結果、広報どうしたら良いの?と言う状態があったり、私がゲームの知識が全くないからなのか、PGW. TVが面白くないと感じ始め、PGWで配信しているタイトルって面白いと思ってるんですか?と、PGWプロに尋ねた事もありました。

PGW基地 こんな場所で配信してます

返ってきた言葉は「面白いと思って(配信をしてい)る」。これを言われたら私は何も言い返す事が出来ない。相手は30年以上ゲームに勤しんでいる人、今やプロ。プロゲーマー。対する私は幼少期のゲームはオセロのみ、頑張ろうと思って始めたスト5はルーキー止まり。だけどPGW TVを見ても私の感想は「面白くない」。

今思うと私自身の問題でしたが、この時はPGWとどんどん距離が離れているなと凄く感じている時期だったと思います。何も出来ない自分が悔しくてチャンネル登録を解除するのが唯一私に出来た反抗でした。今思い返すと私ってば何て心の狭いやつなんだ・・・。

モヤモヤした期間が続いていた12月の金曜に、PGWの事を色々考えていたら終電を逃し会社に泊まることに。家族からの連絡も一切出ずにいたら、心配した家族が会社に電話をするも名刺の電話番号が間違っていたので繋がらず。後日電話番号が正しく表記された名刺を作ってもらいました。名刺のミスが分かって良かった。

PGWなんてもう知らない!!!と思う日々が続くも、このままでは良くないのでPGWと広報の合同ミーティングを設けてみることに。お互い意見を言いやすい状況が足りてなかったかもしれないと思っての行動でした。結果的にこれらが有ったからこそ今のPGWと広報の関係性が強くなったとも思います。

その後お互いに話し合いをしたり、PGWのプロ達も皆で集まって話し合いをしているようでした。雨降って地が固まるって多分このこと。あれから少し経って、今はPGWと広報の関係性は凄く良好だなと感じています。強いて言うなら以前よりもお互いを信頼している感じ。

PGW TV配信中
PGW. TV初期のサムネイル

PGW設立4年目:メンバー脱退と広報チームの成長

2022年3月にPGWの1人がチームを脱退(=退職)する事が決定しました。家庭の都合だったので仕方ないことですが、今まで一緒に頑張ってきたメンバーが抜けるのは中々受け入れる事が出来なかったです。私にPS4の電源の付け方を教えてくれた伝タクさん、また一緒にゲームが出来る日が来ますように。

PGW初期のユニフォーム

さて、PGW広報4年目になると当時1人広報だったのも昔の話。PGW設立4年目にもなると1人広報から複数人体制の広報チームになります。それまで1人でやっていた事を分担出来るようになり、クオリティも上がってきます。集まってくれた全てのチームメイトに感謝。

凄く大きかったのはtwitter担当とPGW. TVサムネイル担当が出来たこと、そしてメンバーが皆んなゲームに詳しい!!!この頃の私は既に昼間のエンジニア業務は退場し社の広報部で仕事をしていましたが、業務はPGW広報だけでなく別の業務も並行しているので、PGW広報を1人で行うのも凄く限界を感じていました。

1人で出来る事には限界があるし、得意なこと、不得意なことも考慮するとPGW広報は絶対に複数名必要。何より現在のPGW広報チームの人たちはゲームの知識があるのでもの凄く心強い。若干年功序列的な感じで現在は私が広報チームのリーダーをしているものの、正直PGW広報担当のリーダーは別の人の方が適任なのでは?と思う日々も少なくありません。

優秀な人たちが集まってくれていることに日々感謝。いい意味で世代交代するのも私の目標の一つ。来年辺りはEVO同行も私以外の広報メンバーから出たら心強いな。誰かやらない??

3年前はカメラの操作が全く出来ませんでしたが、3年経った今ようやく少しは良い感じの写真が撮れるようになったと思います。これもPGWが写真について意見を出してくれたおかげだと思っています。カメラはお陰様で沼に入り、カメラ機材もだいぶレベルアップしました。基本的に給料全部カメラ機材に消えていきます。

EVO2022
EVO2022

過去記事:
EVO2022滞在記

PGW設立5年目:自分がチームに貢献できる事

5年目のPGWは一体どうなるのか正直なところ明確な想像はつきません。その中、PGWのプロ達は自身が出来る事を日々こなしています。彼らがプロゲーマーとして活躍できるよう、PGW広報チームも日々精進していきます。

「プロゲーマーという職業を未来の子供たちは選択できる。そんな世界を僕らで創る」「プロゲーマーが多面的に食べていける業界にする」というビジョン、ミッションのもと、PGWとPGW広報チームは常に二人三脚のような存在で5年目も走れたらなと思っています。

PGWの役に経ちたいと必死な4年間だったと思う

私自身、PGWに沢山の事を教えてもらい、チームに育てて貰った4年間でした。プロゲーマー事業部の広報担当になったからこそ出会えたご縁、海外大会の同行、カメラの技術、体験、仕事の考え方やチームとしてのモノゴトの捉え方、進め方も学びました。

正直なところ、プロゲーマー事業部の広報です!どーん!!という感じで表に出ることは得意では無いので、これからはどちらかと言うと今まで以上にPGW事業部の縁の下の力持ち的な存在でいられたら良いなと思います。

これからもPGWを宜しくお願いします。

EVOJapan2020 この後すぐにコロナ禍突入
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