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今この瞬間、どう生きるか【自分の中に毒を持て 岡本太郎】

大阪万博に行ったことないですが、太陽の塔は知っている人も多いでしょう。
岡本太郎氏の作品です

なんとなく、世間とは逸脱している芸術家という印象ではあったのですが、
彼の心情深く、生き様などは知りませんでした

コロナ禍を受けて、世の中が目まぐるしく変化する現代、生きづらいと感じてしてしまう人に、
「こんな生き方もあるぞ!」と厳しく尻を叩く作品ではないかと思いました


迷ったら危険だと思う道を進め

二つの道で悩んだら、苦労する道を選べとはよく言われます
誰だって失敗するのは嫌なので、安全が確立された道を選んでしまいます

しかし、周りの人が教えてくれるような安全な道をエスカレーターのように進むだけで、本当に自分で生きた!!と言えるのか
失敗してもいい!挑戦したという気持ち、自分で道を選んだという勇気が生きた証になると岡本氏は言います

これに関してはわたしも少し納得ができます
子供の頃から安全な道を示されて進んでいくことは、思考の低下につながっていくと思っています
「自分の意見を持てない若者」などと言われますが、周りがあれやこれや助言をしすぎてしまっているのかなと

成功より失敗の方が多くを学べるタイプもいます。
まさにわたしがそのタイプです
痛い目見ないとわからないんです。。。

失敗を恐れずに、危険な道をいく
わたしも実践してきたいです


今この瞬間を全力で生きる

人生の中で一番つらいときはいつなのか?
それは今です
今ベストを尽くさないで、「いつかは…」「昔は…」と現実逃避に走る

いわゆる「今、できない言い訳」をつらつら述べること

正直、今イキイキしている人、いわゆる成功者と言われる人はこんなことしているイメージはありません(実際は知りませんが。。。)

今の自分に責任を持つ
今の自分にベストを尽くす

そんな毎日の積み重ねで、岡本氏のように情熱を持って生きていけるのだと思います。


天才と凡人?

この本を読んでみて、納得できる部分は多かったですが、岡本氏の意見が激しすぎると感じることもありました。

生きている時代の違い、育った環境の違いがあるのかもしれないですが、読む人によっては
「岡本太郎だから実践できる」
「自分は凡人だから」
となってしまうこともありそうです

確かにこんな情熱的で刺激のある考えができる人は限られているかもしれないです。

ただ、
・進むべき道に悩んでいる
・自分がわからないと思っている
・厳しい言葉で喝を入れてほしい
そう思う人は岡本氏の思考に触れてみてもいいかもしれません。

自分は凡人ではないし、岡本氏も天才ではないと気づくことができたらきっとこの本は合っていますね!

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