全人類は『明日ちゃんのセーラー服』を今すぐ読むべき
皆さんは、漫画サイト「となりのヤングジャンプ」で好評連載中の『明日(あけび)ちゃんのセーラー服』という漫画を知っていますか?
著者である博さんはtwitterフォロワー数15万人強の人気漫画家なので、知っている人は少なくないと思います。そういう人は握手!
さて、今回はこの『明日ちゃんのセーラー服』をまだ読んだことのない人へ、とにかく読め!と言い続ける記事になります。
かく言うわたしも、この作品に出会ったのはつい最近のこと。
某ア○メイトで本棚を眺めていると、平積みされている中からこんなイラストが目に飛び込んできました。
はい表紙買い(即断)
この極めて緻密でリアルながら、漫画的な可愛らしさもある画風に「これは紙媒体で読みたい」と一目惚れし、ストーリーも確認せぬまま既刊全3巻を購入。
そして自宅でわくわくしながらパッケージを開けて読み始めること数時間後、号泣しながら3巻まで読み終えました。
これの3巻の表紙を見てもらえば分かるように、正直はじめは幾らかの下心を持って読み始めました。それなのに、読み終えるころには号泣していたのはなぜか。
①絵がフェティシズムの塊でありながら、健全さを備えている
これが本当にすごいんです。初々しい女子の可愛さ、美しさ、可憐さを描こうとするとき、人は得てして劣情を催す方向に走ります。決してそういった作品を貶めているわけではありませんが、この作品は全く違うんです。
服を着る仕草、脱ぐ仕草。田舎道を歩く仕草、駆ける仕草。
ヘアゴムを留める仕草、外す仕草。椅子に座る仕草、靴を履く仕草。
日常の中のこうしたあらゆる仕草を、この作品ではことごとく、執拗に、変態的と言ってもいいくらいに丁寧に描写します。
ゴチャゴチャ書くより見てもらったほうが早いでしょう。
この作品で「やりたいこと」がよく分かる、1巻3話のシーン。
ポニーテールを作る一連の仕草のコマ送りだけで、なんと見開き2ページ+1ページの計3ページを使っています。上の画像はその1ページ分に過ぎません。
女性のうなじフェチとか、ポニーテール好きの人にはたまらない演出です。
「俺うなじフェチでもポニテ派でも無かった。危ねえ〜」と胸を撫で下ろしているそこのあなた。安心していられるのも今のうちです。
この作品は女子に対するあらゆるフェティシズムが詰め込まれています。
そしてそれが決して下品な方向へ傾くことなく、健全なフェティシズムの完璧な均整を保っているのです。劣情を催すどころか、その美しさにため息が出ます。
と、ここまで読んで「ただの絵がクッソ上手いだけの画集漫画かよ」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
②初々しさ100%のどこまでも純粋なストーリーとキャラ
も、この漫画の大きな魅力と言っていいでしょう。
主人公は、セーラー服に憧れて名門女子中学校を受験した明日小路(あけびこみち)ちゃん。
(1巻第2話より)
天真爛漫な田舎少女である彼女が、緊張しながらも新生活を始める…というのが大まかなストーリー。
田舎暮らしのためそれまでほとんど同年代の友だちがいなかった彼女が、中学校へ入学して個性豊かなクラスメイトと仲良くなってゆく様は、尊いとしか表現できません。
いま、サラッと「個性豊かなクラスメイト」と書きましたが、主人公の明日ちゃんだけでも最高なのに、他のキャラクターたちも本当に魅力的なんです。
金髪ツインテお嬢様アリ
デコ広お茶目少女アリ
正統派黒縁メガネ文学少女アリ
他にもショート美脚委員長やぽっちゃり系テニス女子、ずっと寝てる不思議系女子など総勢16人のクラスメイトひとりひとりが大事にキャラ付けされています。
紹介したキャラのうち1人でも琴線に触れた子がいれば、いいえ今のところピンと来てなくても必ずあなたの性癖に刺さる子がいると断言できます。
自分はどの子も魅力的すぎて最終的に「この世界尊い…」としか言えなくなったタイプのオタクです。
そしてここからが超重要な情報なのですが、なんと『明日ちゃんとセーラー服』はwebページ「となりのヤングジャンプ」にて今すぐ無料で最新話までほとんどの話を読むことができるのです!もちろん合法!
全オタクは読んでおいて損はないと思います。
男性はもちろん、女性にもオススメ。なぜって、自分が読んでいたときたまたま家にいた母親にその場で薦めて1巻を読んでもらったから。「続きが気になる」と評判は上々でした。
と言うわけで、全オタクといわず全人類は『明日ちゃんのセーラー服』を今すぐ上のサイトから読みましょう。そうすれば世界平和が訪れます。
単行本に未収録の番外編も「となりのヤングジャンプ」には載っていたので今読んできました。最高でした。
早くも4巻が楽しみです。まだフィーチャーされてないクラスメイトもこれから本格的に登場することでしょう。とりあえず3巻まで読み返すか…。
それではまた別の漫画紹介記事で。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?