副業による多様性
◾️ロート
目薬やリップクリームで広く知られるロート。
創業は古く1899年。調剤薬局として創業。
時代のニーズに合わせ目薬を販売。当時は
ガラス棒を使った処方だったが現在の雫を
垂らす点眼にしたのがロート。売上は
1800億円。そんなロートは社員の副業を
推進している。日本企業で副業を容認している
のは3割ほど。まだまだ副業に対する考えは
"本業への影響"や"情報漏洩の危惧"と
後ろ向き。会長の山田は副業をすることに
より、社員が成長すれば会社でも還元して
もらえるとの思想。社員の中には起業する
ものもいる。社員は会社のものではない、
もしロートを辞め副業を選んでも社会の
役に立てれば良い。
◾️所感
働き方は多様化して来ているものの、副業
への寛大さを持った会社が未だ少ないのは
事実。昼間は本業、夜はコンビニでバイト、
そうすることによる本業への仕事の質の
低下が懸念されるからだ。しかし、山田会長は
副業だからこそ得られるものが自社に良い
影響をもたらすと考えている。ベンチャーを
経営することや、ビールの販売店を営むことで
マーケティング、会計や経営としての判断など
が培われる。これ以上ない実戦での学びで
ある。もっと日本社会の働き方の多様性が
前広になることを願う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?