もちほわvsグランドダイオン
突然だが、皆様は「もちほわ」をご存知だろうか。
正式名称:アイドルマスター シャイニーカラーズ 5周年記念 もちWhat!ぬいぐるみ。
2023年に『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、シャニマス)のサービス開始5周年を記念して受注販売されたぬいぐるみである。
765プロのアイドルがデフォルメされた『ぷちます!』のぷちどるのように、可愛くデフォルメされた姿がとても愛おしい。
その愛おしさに親心を抱いたプロデューサー達は、ライブ等へ一緒にお出かけしたり、着せ替え人形のように劇中の衣装や私服をコーディネートしたりと、様々な愛情を注いでいる。
今やシャニマスの一大ムーブメントの1つ、と言っても良いだろう。流行語大賞にノミネートされなかったのは大人の事情だろうか
Xで#もちほわがいっぱい見れるタグを検索すると幸せな気分になれるので、ぜひ見てほしい。
ちなみに私は
既にgiftから発売されていたぬいぐるみをお迎え済みだった
全身真っ白な衣装だと綺麗に洗濯できるか不安
という理由で、もちほわのお迎えを見送ってしまった。
後にお迎えしたPから「洗濯できません」の表示があることを聞き、不安そのものは間違ってはいなかった。
とはいえ今思えば痛恨のミスでしかない。
もちほわをぷちどるのようにアイドル本人とは別の存在に見立てる。
ぬいぐるみ専門のクリーニング業者がある
私服をカスタムして白い衣装を隠す
等のテクニックを当時から知っていれば、間違いなく即決だったであろう。
担当アイドルである西城樹里のもちほわを、『ぷちます!』のアニメ配信当時にプライズで販売されたぷちどるのぬいぐるみや、ジャイアンツパペット等の我が家のぬい達と遊ばせてあげたいものだ。樹里の担当声優である永井真里子さんがDeNAファンであると言うことは気にしないこととする
買わない後悔より買って後悔!は徹底すべきである。
続いて皆様は「グランドダイオン」をご存知だろうか。
正式名称:ロボットベース 陸上機動戦艦<グランドダイオン>。
タカラトミーのSFロボット玩具シリーズ『ダイアクロン』に登場する大型商品の1つである。
この商品は1980年代に展開された旧シリーズ(後にSFメカからリアルカーへ路線変更し、『トランスフォーマー』の源流の1つとなる)の旗艦商品の1つ・ロボットベースのリメイクである。
先日ライトノベル作家・池田明季哉先生の奥様がnoteに記事を上げていた「6万円するロボットの下半身」と説明すると、より分かりやすいだろう。
そしてこの「6万円のロボットの下半身」には
6万円の上半身:クラウドアクロス
1万円の大型武器:GXソード
拡張甲板等のカスタムパーツ
等、様々な拡張アイテムが別売で続々登場しており、全て購入すると20万円近くになる。
是非とも下記のURLよりそのラインナップを確認し、ロマンを奮い立たせて欲しい。
私も夏冬のボーナスでグランドダイオン&クラウドアクロスの購入を真剣に検討したが、10万円を超える金額を一度で支払うことに手が止まってしまった。
既に3万円前後のトランスフォーマーの大型アイテムが複数体陣取っているが故に、置き場なんか買ってから考えればいい!の精神だったが、流石に2桁万円をポンと出すのはなかなか勇気がいる行為である。
いくら買わない後悔より買って後悔!の精神があろうと、財布の紐の固さには勝てなかったのである。
まるで関係のない2つの商品だが、並べて紹介することにはちゃんと理由がある。
それはもちほわのプレ値がとんでもないことになっていることを伝えたかったからである。
リンク先のとおり、受注当初、もちほわは1人当たり7,150円でお迎えすることができた。
このお値段で擬似的に子育てができるなら無料どころかリターンが付くようなものである。
ところがもちほわが一大ムーブメントとなるや、アニメ・同人ショップやフリマサイトではかなり強気の相場設定を始めるようになり、アイドルによってはお迎えに6万円超かかるケースまで発生している。
ここで先述したグランドダイオンの価格を思い出して欲しい。
グランドダイオンは1機当たり6万円強。
もちほわの現行レートが5〜6万円超。
これでお分かりだろうか。
今やもちほわ1人とグランドダイオン1機のお値段がほぼ同一なのだ。
2人お迎えしようとすれば、ロボットベース1機を導入できてしまうのである。
12万円でもちほわ2人を家族に迎えるか、全高約60cmの超巨大ロボット基地を防衛システムとして導入するか。
どちらを選ぶかは各々によって分かれるだろうが、いずれにせよ受注当初のお値段を考えると呆れるほどの暴騰だ。
一周回ってお迎えを見送った後悔も吹っ飛んでしまうものである。
過去のアイマス関連のグッズでもここまで相場が暴騰してしまったケースは殆どない。
(如月千早の誕生日CD、モバマスの物理報酬等、全く無いわけではない)
まるで大昔にヨーロッパで起こったチューリップバブルのようだ。
慈しまれるべきぬいが超大型基地とタイマンを張る程のレートとなり、先物取引の材料として使われることには、どうしても複雑な表情となってしまう。
#もちほわの育児放棄を許すな
このバブルを弾けさせるには再販くらいしか手がないが、発売形式が完全受注+5周年記念という大義名分がある以上、実現は厳しいだろう。
唯一希望を見出すとすれば、もちほわの発売元であるFuryuがサイト上で「今後も続々登場予定!」と公言していることが救いではある。
5周年衣装は難しくても、アニメや6周年以降の衣装で出すことはできるはずだ。
加えて他のアイマスブランドは勿論、東方やブルアカ、ウマ娘等、他作品のもちほわの登場も楽しみにしたいところである。
その時担当アイドル、もしくは事務員組の中で未だにぬいが発売されていない七草はづき、根緒亜紗里のもちほわが発売されるようであれば、改めてお迎えを即断する。
そう肝に銘じ、この記事を締めくくりたい。
買わない後悔より買って後悔!
お財布としっかり相談して最高の買って後悔を!
【おまけ】
偶然にも(本当に偶然)、もちほわの暴騰絡みで他のプロデューサーが記事を上げていたので、こちらも是非見てほしい。まさか同日にネタ被りになるとは思わんかった