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「問い方のマジック」に、騙されるなよっ。

先日、カメラマンさんに、写真を撮っていただく機会がありました。
自分だけじゃなく、周りのみんなも順々に撮ってもらって、ちょっとした撮影会になっていて。
きちんとポージングを指定してもらい、小物を持たせてもらい、
髪型や服装も細かく直してくれて。
周りのみんなが「いいよっ」「可愛いよっ」「仕事できそうだよっ」と声をかけてくれて、
照れくさくなりながらも、楽しい時間だった。

写真の苦手な、なのはなだということは、先日の記事で紹介をいたしました通りです。

だからこそ、こんなに楽しい気持ちで自分の写真を撮ってもらえた。
その事実が、びっくりするくらい幸せだったんです。
あんまり好きじゃない自分のことを、
カメラマンさんの腕と、周りのみなさんのおかげで、ちょっとだけ好きになれた。

そんなふうにしてふわふわと、嬉しいなぁ〜の気持ちで、こんなツイートをしました。

せっかく撮ってもらったから、アイコンにしちゃおうかな!?
カメラマンさんの力で、なんだか私、綺麗な人みたいに見えるし…
こんな奇跡の一枚、後にも先にもきっとない!!

でも、
様々なイベントや、zoomのプロフィール、もちろんTwitterも全部、
この青いお花のアイコンだったので、
「それで覚えてもらっているかもしれないな…写真を変えるのって勇気いる…」と思ってたんです。

そんなふうにして、この二択でアンケートをとってみました。

誤解してほしくはないのですが、結構、深刻に悩んでいたんですよ、実は。
いろんな場面で繋がってくださった方がたくさんいて、
「zoomでアイコンを拝見してうれしかったです!」と言ってくださる方がいたりしたので。

そんなことを考えながら結果を見守っていたら

ここで登場、noteを書く会の、まいまいさん。
(最近、引用し過ぎているので、そろそろまいまいさんに出演料を払いたいと思います。まいまいさん、言い値で払います。)

!!!!!!!

その発想はなかった!!!!!!!!!!!

そもそも確かに、なぜどちらかを選ばないといけない、と思い込んでいたのか??

ていうかせっかく、デザインや画像の編集を学んでいるんだから
それを活かせばいいじゃん??
ブランディングも学んだんだから、なりたい自分をアイコンにできるわけじゃん??
という話なわけです。

そこで思い出したのが、「問い方のマジック」という言葉。

こちらの本に出てくる言葉です。

「学校の勉強は、実生活を送るうえで役に立つか、それとも立たないか?」
……さて、みなさんはどう思うでしょうか?
これがわたしの言葉でいう「問い方のマジック」です。つまり、「あちらとこちら、どちらが正しいか?」という、二者択一問題のことです。
学校の勉強は、実生活で役に立つか、それとも立たないか。
そう問われると、わたしたちは思わず、どちらかが正しいんじゃないかと思ってしまいはしないでしょうか?
でも、この問いは、どちらかが絶対に正しくて、どちらかが絶対に間違っているというような問いではありません。実生活で役に立つものもあれば、あんまり立たないものもある。というより、それは人によって違うから、まさに「一般化」できない問題なのです。
いわれてみれば(いわれなくても)、あたりまえのことです。
 でもわたし達は、「あちらとこちら、どちらが正しいか?」と問われると、思わず、どちらかが正しいんじゃないかと思ってしまう傾向がある。まさに、「問い方のマジック」にひっかかってしまうのです。

『勉強するのは何のため?ー僕らの「答え」のつくり方』より

長い引用になってしまいましたが、どこも削れないくらい私的には名文なので、そのまま載せさせていただきました。
(この文章に出会ったのは大学3年生、まさに進路に悩んでいた時。二者択一の世界から抜け出すきっかけになった文でもありました。)

二者択一にされると、どちらかのみが正しいのではないか、と思ってしまう。

先ほどの私もそうです。
自分の写真か、自分の描いた絵か。
どちらかのみを、正しいと思い込んでしまった。

他にも選択肢はあるはず。
二つを重ねた画像に編集することだってできるし、たとえば日によってどちらか気分な方を選ぶこともできるし、どちらかをヘッダーに回すこともできるし、

そもそも、プロフィール画像をつけない、という選択肢もあるかもしれない。

問い方のマジックにひっかからないよう、担任した子どもたちに教えてきたつもりだったけど
自身が、ひっかかってしまったなんて!!

私も、まだまだ、勉強ですな。

みなさんも、二者択一には、お気をつけて。
その先にある可能性を、見失っちゃうかもしれませんよ。

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