写真を撮ること。
写真。
実は、ずっと苦手でした。
撮るのも、撮られるのも。
旅行先や、日常のふとした瞬間、
綺麗なものを目にした時は、できるだけ肉眼でしっかり見ておきたい。
そんなふうに思ってました。
自分の顔も嫌いだから
写真を撮られるのも苦手。
別に誰も私の顔なんか気にして見ていないと分かっていても、
それでもやっぱり、自分が、自分を好きになれないから。
だから、カメラが趣味の人が、ちょっぴり羨ましかった。
目の前に映る綺麗な瞬間や、何気ない幸せを
その人の感性で、切り取る。それが写真だと思うから。
人が撮った写真を見るのは大好きで
LINEのアルバムにたくさんの写真が入ってきてくれるのも、嬉しい。
ああ、この人は、あの瞬間を、こんなふうに見ていたんだ。
それがわかるから、好き。
でも私は、上手に撮れない。
上手に切り取れないなら、撮らない。
いつしか、それが私の生き方になってしまっていました。
…こうやって毎日noteを書いていると、いかに自分が、今まで
いろいろな美しさから逃げてしまっていたかがよくわかるなぁ。
もったいないことをしていた、とは思わないけれど
もっと早く、「撮るのも楽しい」と気づきたかったな、とは思うかな。
先日SHE likesの「カメラ・写真コース」を受講しました。
写真の撮り方を、かなりロジカルに解説してくださっていて。
もちろん、センスや、スピード感、経験など、どうにもならない部分はあるけれど
「このやり方で、私も撮ってみたい!」と素直に思いました。
そしてたまたまその翌日に訪れた水族館で、
私は、写真を撮る楽しさに取り憑かれてしまいました。
今まで見ていた景色が、写真に残すことでより美しくなる可能性がある。
一瞬の感動を、残したい。
今まで自分はやっぱり、
「上手じゃなきゃダメ」「誰かに見せて、いいと思ってもらえない写真なんか、とってもダメ」と思い込んでいたわけです。
メイクにしてもそうよね。
なんで、「他者評価」だけを気にしていたのかな。
コースの動画の中で「写真は、誰に何を伝えたいかを考えて撮るのが大切」と解説されていました。
今の私は、「未来の私」に「この時、楽しかったよね!」「この時、感動したよね!」と伝えたい。だから写真を撮っています。
「自己満足」っていう言葉は、悪い意味で使われることが多いけど、
こういう自己満足なら、いいんじゃないかな。
カメラは持っていないから
iPhoneだけど
設定を、習った通りにしてみています。
いつか、誰かに感動してもらえる写真が撮れたらいいけれど
今は、自分のために。
そんなふうに、思っています。
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